【DEEP98】左ローを効かせたバチスタが、フックでダウンを奪いミドル級チャンプ水野竜也をパウンドアウト
【写真】ミドル級王者がパウンドアウトで敗れる波乱(C)KEISUKE TAKAZAWA
<ミドル級/5分3R>
ジョアオン・バチスタ・ヨシムラ(ブラジル)
Def.2R by TKO
水野竜也(日本)
左ローを2発入れたバチスタは、水野の蹴りにテイクダウンを合わせ思い切りパウンドを落とす。と、バチスタはアッサリとスタンドに戻り、続いた水野がジャブ、ローを蹴る。バチスタも勢いのあるローを見せるが、ここからは慎重に戦うようになる。ならばと水野は右ジャブ、バチスタは左ローを返す。
バチスタがローを続け、水野はボディアッパーを入れる。左を振るい、右オーバーハンド、さらに左フックを効かせたバチスタに対し、水野は組んでケージに押し込む。離れた水野は左を当て、バチスタがヒザをつく。水野はワンツーから組んでケージへ。早めのブレイクが掛かるとバチスタは左ロー、水野はワンツーフックからヒザ蹴り、バチスタも右を返すが疲れたか。水野もローが効かされたようにも見え、ラウンド終了に。
2R、ここも左ローから入ったバチスタ、カーフも蹴り水野の体がよれ始める。前進に前足を蹴られた水野が崩れる。すぐに立ち上がった水野は、ローは受けたくない。バチスタはペース配分をし、左ロー中心のファイトに徹する。水野は左を打ちながら前に出る。バチスタはフックを振ると軸を乱すが、そこで左ローで水野の攻撃を遮断していく。
踏み込みにローを合わせるバチスタ、水野はボディフックに左フックを合わされる。さらに左右のフックで前に出たバチスタは、左フックでダウンを奪うとそのままパウンドを連打する。動けずパウンドを被弾し続けたミドル級王者はTKO負けとなった。
「38歳、どこまで頑張れるか。ブラジリアン・タイの皆、感謝している」とバチスタは話した。