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【UFC ESPN16】ダウンの奪ったクリバオ、動きを止めさせたジョーダン。1-1の痛み分けに

<フェザー級/5分3R>
ジョシュア・クリバオ(豪州)
Def.1-1:28-28.29-28.27-30
シャルル・ジョーダン(カナダ)

組んでジョーダンをケージに押し込んだクリバオだが、テイクダウンはできず打撃の間合いに。左ジャブを差し、右ローを蹴ったジョーダンに対しクリバオは左ミドルハイを放つ。右ローで姿勢を乱したクリバオだが、直後に蹴りヲキャッチして軸足払いから、右ストレートを打ち込んでダウンを奪う。クリバオは立ちあがったジョーダンにヒザを入れる。鼻が折れたか、大量の鼻血を流すジョーダンはケージを背にしてテイクダウンを許さない。逆にノーアームギロチンを仕掛けて、クリバオが背中をつけてエスケープ。試合がスタンドに戻り、蹴りを散らしたクリバオが初回をリードした。

2R、ジョーダンの左ミドルに対し、クリバオも右ミドルを返す。喧嘩四つ、互いに腹を蹴り合いがワンツーで前に出る。ジョーダンの跳びヒザはバタついており、その後の蹴りの威力も落ちてしまうか。ボディショットから右ローを蹴ったジョーダンに、クリバオが右を当てる。さらに踏み込みに左を合わせ、左ヒザも繰り出したクリバオの方が精度が高い。

残り半分でアイポークがあり、クリバオがブレイクを要求する。再開後に蹴り終わりにバックに回ったジョーダンは、打撃の間合いに戻りジャブを当てる。前蹴りで突き放したクリバオは右ミドルに続き、右フックを打ちこむ。ジョーダンはオーソに戻すと、クリバオがサウスポーへ。結局、ジョーダンがサウスポー、クリバオがオーソで落ち着く。この構えだと正中線を取っているのはクリバオだが、スリップして組みへ。ジョーダンはギロチンからヘッドロック、バックに回れずワキ腹にパンチを入れた。

最終回開始直後に組んだクリバオがケージにジョーダンを押し込む。体を入れ替えては離れたジョーダンが右フックを打ちこみ、クリバオの動きが止まる。跳びヒザからパンチをまとめたジョーダン、クリバオも持ちこたえ左ストレートを伸ばす。ケージを背負った状態のクリバオに右ジャブを当てたジョーダンは、急所への蹴りで一度間合を外すと、ローを蹴り組んできたクリバオをがぶってパンチをワキ腹に入れる。手を伸ばしてきたクリバオをギロチンで捕えたジョーダンは、ハーフのトップで鉄槌を落とし上を取り切る。

肩固め&マウントを狙いのジョーダンに対し、クリバオはヒップエスケープから足を戻す。立ちがってパウンドを落としたジョーダンが、ローを蹴ると急所に当たったかクリバオが背中を見せる。

レフェリーが流し、ジョーダンはバックを取りに行く。前方に落とされそうになると後ろ三角からエルボーを打ちつけたジョーダン。さらに左腕を伸ばしに掛かったジョーダンだが、クリバオはヒザを押してロックを解き、スタンドへ戻る。最後の10秒、距離を取った状態で蹴りやパンチを見せあって試合終了──結果、1-1のドローとなった。


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