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【Pancrase317】挑戦者決定戦=中島太一戦へ、堀江圭功─02─「全然、自信はありますね」

【写真】大言を吐くのとは真逆に、ごく自然に自信に満ち溢れたことが気負うことも一切なく続いた (C)KEISUKE TAKAZAWA

23日(日)、東京都江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase317のメインでフェザー級次期挑戦権を賭けて中島太一と対戦する堀江圭功インタビュー後編。

以前から組み倒されない自信を持っていた堀江だが、米国修行と5月にスタートさせたTRIBE TOKYO MMAでの練習でさらに自信を深めた。

感覚から理解して動くようになったという堀江は、気張ることなく自信を常に感じさせる口調だった。

<堀江圭功インタビューPart.01はコチラから>


──ではコロナ禍時代に選手が抱えてきた『あるのか?』、『ないのか?』という部分では、余計な心配はなく準備できた感じでしょうか。

「そこは余り考えないでやってきました」

──予防はしても生活していくうえでいつ感染するかは、もう自分でこれ以上の手立てはないわけですしね。

「ハイ、そうだと思っています。なので迷いもなく、集中して準備してきました」

──では対戦相手となる中島選手の印象を教えてください。

「組みがしつこいイメージがあります。だからこそ、TRIBEでの練習も生かせる良いタイミングだと思います。テイクダウンを絶対に取らせないで、自分の強いところで戦える自信はありますし大丈夫だと思います。

中島選手が安心できるのは、自分に組んでしがみついている時なので組ませないで戦おうと考えています。恐らく組まれても大丈夫でしょうが」

──凄い自信ですね。

「以前より組まれても大丈夫になりました。組まれても倒されないという戦いは以前からやってきましたし。アマの時にテイクダウンから抑えられて負けて、それが悔しくてずっとテイクダウンを切る練習と立ち上がる練習は続けてきたので。

プロになってから、テイクダウンというテイクダウンは取られたことはないです。一度、ヒザを着いたぐらいで。それがテイクダウンにカウントされないのなら、テイクダウンをされたことはないです」

──中島選手の組みに対しても、倒されない自信があるということなのですね。

「全然ありますね。最近の練習で、そこはメチャクチャ感じていますし、万が一倒されても立ち上がることができるので。まぁ、でも倒されない自信はあります。前から自信はあったのですが、最近は組みの練習を増やしていますしね。

これまで感覚でやっていた部分があったのが、TRIBEの練習で理屈が分かってきました。頭で理解できると、迷いがなくなります。感覚っていうのは、反応するまで少しは考えることになるので。今は何をすれば良いのかが分かっているので、迷いがないです」

──結果、打撃の威力も増すのではないでしょうか。そこまで倒されない自信がつくと。

「いやぁ、そうなりますね(笑)」

──言葉から溢れる出る自信を感じることができます。

「そうですね。全然、自信はありますね」

──『やっぱり、堀江なんだよ』、『なんでUFCは堀江と契約しないんだ』と思われるために、どのような試合をする必要があると考えていますか。

「フィニッシュするしかないです。ヘヘヘヘヘ。圧倒的に勝つ、フィニッシュをする。お客さんもそういう試合が見たいだろうし、UFCもそういう選手を取りたがりますよね。

中島選手は強い選手だし、国内ではKO負けはないはずです。タフなのは分かっています。でも自分の力を出すことができれば、問題ないと思います。ここでKO勝ちして、皆が認めざるを得ないという勝ち方をします」

──この試合は次期挑戦者決定戦です。

「今、新型コロナウィルスの影響でUFCとの契約がどうなるのかは、誰にも分からないです。それもあり、ここで勝てば次はISAO選手というのは頭にあります。そう考えると中島選手とISAO選手はバランス的なところで似ている部分があります。スタミナがありペース配分を考えて戦うというように。

最初に言ったように一つひとつ勝つというのは、今はここからの2試合に集中するということです。楽しみにしてください」

■Pancrase317対戦カード

<ライト級/5分2R+1ExR>
阪上直輝(日本)
拳勇(日本)

<フェザー級/5分2R+1ExR>
shin(日本)
鎌田拳司郎(日本)

<フライ級/5分2R+1ExR>
吉田哲之(日本)
曾我英将(日本)

<バンタム級/5分2R+1ExR>
須藤拓真(日本)
林健太(日本)

<フェザー級/5分2R+1ExR>
渡辺純(日本)
山本空良(日本)

<バンタム級/5分2R+1ExR>
青井心二(日本)
谷育磨(日本)

<フェザー級次期挑戦者決定戦/5分3R>
中島太一(日本)
堀江圭功(日本)

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志(日本)
松本光史(日本)

<フライ級/5分3R>
神酒龍一(日本)
荻窪祐輔(日本)

<バンタム級/5分3R>
春日井たけし(日本)
TSUNE(日本)

<フェザー級/5分3R>
田村一聖(日本)
高橋祐樹(日本)

<ストロー級/5分3R>
宮澤雄大(日本)
井島裕彰(日本)

<ストロー級/5分3R>
前山哲兵(日本)
尾崎龍紀(日本)

<ライト級/5分3R>
金田一孝介(日本)
友實竜也(日本)

<ネオブラッドTフェザー級2回戦/5分3R>
岩本達彦(日本)
齋藤拓矢(日本)

<ネオブラッドTバンタム級2回戦/5分3R>
井村塁(日本)
田中ハヤトスネ夫(日本)

<ネオブラッドTフライ級1回戦/5分3R>
谷村愛翔(日本)
高橋拓也(日本)

<バンタム級/5分3R>
工藤修久(日本)
粥川吏稀(日本)

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