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【Brave CF36】音楽の都に住むチェチェン人ファイター=マカエフが圧倒的なボクシングを披露し9連勝達成

<フェザー級/5分3R>
モチャメド・マカエフ(オーストリア)
Def.2R5分00秒by TKO
チプリアン・マリシ(ルーマニア)

オーストリア・ウィーン在住のチェチェン人選手マカエフが左ハイを見せ、マリシがワンツーで左フックを当てる。鋭いローを蹴ったマリシの右オーバーハンドに対し、マカエフが左フック、続いて右ストレートを入れる。

マカエフの右の蹴りをキャッチして、パンチを連打したマリシがスピニングバックフィスト。かわしたマカエフは間合いをはかり、前進に右フックを当てる。ジャブの相打ちに続き、左フック、そして右アッパーをマカエフが決める。近距離のボクシングで試合をリードしたマカエフは左ジャブを続け、右フックを振るう。流血のマリシが右を放つも、距離が遠い。

マカエフはローに左ジャブを当て、マリシがバランスを崩す。打撃がドタバタしてきたマリシだが、ここでダブルレッグへ。ケージを背にして耐え、回って離れたマカエフが右前蹴りを入れ、最後にシングルレッグへ。マリシが切り、初回が終わった。

2R、左に回るマリシに対し、マカエフはオーバーハンドとアッパーのコンビでプレッシャーを掛け、ワンツーを放つ。サークリングを使い、右オーバーハンドのマリシだが踏み込みが甘い。続くマリシの右ローに左フックを当てたマカエフが、ここから左フックを連続に打ち込み、ケージ際でバランスを崩したところでハイキックを狙う。左右のパンチを連打するマカエフに対し、マリシも左を打って間合を取り直す。

頭からぶつかるような右フック、そのままシングルに出たマリシだが、マカエフはこれを切ってジャブを続ける。さらに左フックから右ハイ、右アッパー、右オーバーハンドと猛攻に晒されたマリシがケージに詰まる。マカエフが飛びヒザを狙い、その後も攻め急ぐことなくワンツー、右アッパーをヒットさせる。

ジャブ、アッパー、右ヒザと一方的に攻めるマカエフはダブルレッグを切ると、右フックから右ハイへ。この蹴り終わりにマリシが右を返すが、マカエフの左ジャブが続く。右ストレートを2発入れ、ボディを殴ってアッパーを決めたマカエフが飛びヒザ、これをマリシがキャッチしたところでほぼ一方的だった2Rがタイムアップに。

と、レフェリーがインターバル中にマリシが試合続行不可能と判断し、モチェメド・マカエフがキャリア9連勝を決めた。「待ちたくない。すぐに……いつ、どこで、誰とでも戦う」とマカエフは話した。


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