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【UFN172】抜群の打撃とテイクダウンのコンビでツァルキャンがハモスに快勝

<ライト級/5分3R>
アルマン・ツァルキャン(アルメニア)
Def.3-0:30-27.30-27.28-27
ダヴィ・ハモス(ブラジル)

ツァルキャンが右に回りながらロー、左フックを振るいワンツーをハモスが見せる。ツァルキャンはスピニングバックフィストを繰り出し、打撃の間合いの取り合いのなかでハモスが狙ったニータップは決まらない。逆にスピニングバックフィストに組みつくが、小内刈りでテイクダウンを許す。下とはいえ自分の庭となったハモスだが、腕への仕掛けは察知されパウンドを被弾する。腰を上げて重い一発を落としたツァルキャンはスタンドに戻り、ワンツーからローを蹴り込んだ。

2R、初回と同じように右に回りながら蹴りを入れ、ワンツー、スピニングバックキックとツァルキャンはハモスの接近を許さない。ワンツーで下がるようになったハモスも、飛び込みながら右を当てるがボディを受け、動きが落ち始める。ハモスは連続でワンツーを被弾する。むきになってパンチを振るったハモスにダブルレッグを合わせたツァルキャンは、足関節の仕掛けにはすぐに反転して足を抜く。

ツァルキャンはスタンドに戻ると前蹴り、ボディから低い姿勢でテイクダウンを狙う。切ったハモスは右を入れ、ボディを連打したところで左を被弾する。しっかりと距離を取って戦うツァルキャンは踏み込んでボディから顔面、離れミドルを蹴りこむ。残り20秒、ツァルキャンのダブルからシングルというテイクダウンを防いだものの、この回も失った。

最終回、思い切って距離をつめてフックを打ったハモスは、ツァルキャンのテイクダウン狙いを切る。ここでツァルキャンはファールカップの不具合を伝え、ブレイクを得る。再開後、右に回るツァルキャンに対し、前に出てこいとアピールしたハモスだが、続くステップインに左を打ち込まれる。殴られながら右オーバーハンドをハモスは繰り出すが、回るツァルキャンは連打を受けることはなくスピニングバックキックをボディに突き刺す。

ツァルキャンはパンチをかわして踏み込むとワンツーからハイキック、さらに右アッパー、前に出ていたハモスの顔面を右ストレートで打ち抜く。残り90秒、ダブルレッグをかわされたハモスは、諦めにも似た表情を浮かべた……。この後、右目じりの傷にドクターチャックが入ったハモス、リスタート後に右を当ててテイクダウンを狙う。押し返したツァルキャン対し、ハモスはギロチンで引き込むも。同時に時計回りに移動したツァルキャンが絞めを無力化させタイムアップに。

打撃からテイクダウンでハモスを圧倒したツァルキャンが、判定勝ちを決めた。


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