【UFC ESPN38】ツァルキャンのミドルをもらうもガムロがレスリングで上回り、僅差の判定で激闘を制す
<ライト級/5分5R>
マテウス・ガムロ(ポーランド)
Def.3-0:48-47.48-47.48-47.
アルマン・ツァルキャン(ロシア)
速い左ジャブを突くツァルキャン。ガムロは追いながら右ローを見せた。左ハイで相手を下がらせたあと、前に出てきたガムロにシングルレッグで組みついたツァルキャンだったが、ガムロはこれを突き放した。左ジャブを突きながら前に出るツァルキャンに対し、サウスポーにスイッチしたガムロがニータップを見せるも倒すことはできず。ツァルキャンは下がる相手に左ハイを見せた。
オーソドックスに戻したガムロの右カーフキックに合わせて飛び込んだツァルキャンが、ダブルレッグでテイクダウンを奪う。反転してスクランブルに持ち込んガムロが、ツァルキャンからバックを奪った。立ち上がるツァルキャン。ガムロはボディロックでツァルキャンをケージに押し込む。しかしツァルキャンがケージ中央まで押し戻した。
ケージ中央で打撃戦を繰り広げる両者、ツァルキャンは左ハイを見せるもクリーンヒットはない。ツァルキャンの右ローに右ストレートを合わせるガムロ。ツァルキャンは右ローから左ミドルを放つが、ガムロが蹴り足をキャッチした。離れたツァルキャンは、左ジャブから右ストレート。ガムロも右クロスを繰り出す。ツァルキャンが左ミドルでガムロの動きを止め、パンチで中に入れさせずシングルレッグで組みついたが、ガムロがスクランブルに持ち込んで初回を終えた。
2R、体を振って距離を詰めるツァルキャン。ガムロは相手の左ミドルをキャッチしたが、ツァルキャンはすぐに離れた。ツァルキャンがローの2段蹴りで相手にケージを背負わせるも、ガムロが押し戻す。ツァルキャンは左ミドル。ケージを背負いながらサークリングする。ガムロの打ち終わりに右ストレートを突いたツァルキャンに対し、ガムロも距離を詰めて右ストレートを当てる。ツァルキャンが上下にパンチを打ち分けると、ガムロも右クロスを狙う。ガムロのニータップをかわしたツァルキャンは、相手を左ジャブ、右ストレート、左ミドル、そして左ハイで近づけさせない。
ガムロの右足にシングルレッグで飛び込んだツァルキャンだが、これは倒せずスタンドに戻った。ガムロの右カーフにワンツーを返したツァルキャン。ダブルレッグに繋げるがガムロがオーバーフックで切り返し、ツァルキャンも立ち上がった。サウスポーにスイッチしたガムロが左ストレートを入れる。ツァルキャンの蹴りは届かず。ツァルキャンが組みつこうとしたところにガムロがサウスポースタンスから左ミドルを当てた。しかしツァルキャンの右ミドルがクリーンヒットすると、体を丸めて下がったガムロ。ツァルキャンは左ジャブから前に出るが、ガムロもパンチを打ち返して相手にケージを背負わせた。
3Rはツァルキャンの右ミドルからスタート。ガムロが組みついたが、ツァルキャンが押し返して離れた。ツァルキャンの右カーフがクリーンヒットするも、ガムロは止まらない。相手のワンツーをかわしたガムロがプレッシャーをかける。ここでガムロが低空のシングルレッグへ。スプロールしようするツァルキャンをリフトアップしたが、相手を逃してしまった。スタンドではツァルキャンのパンチの打ち終わりに右ストレート、左ジャブを合わせながら、ダブルレッグで尻もちを着かせた。
立ち上がったツァルキャンのバックを奪い、ケージに押し込むガムロ。太ももにヒザを着きあしながら相手を削る。正対したツァルキャンが、離れたガムロに組みつくも、ガムロはオーバーフックで切り返して離れた。左ジャブを突きながら前に出るツァルキャンは、シングルレッグで組みつく。右足を掴まれたガムロは立ち上がって、片足で下がりながら足を抜いた。ツァルキャンの右バックスピンキックがガムロのボディに突き刺さる。さらにツァルキャンはガムロの左ストレートに右ミドルを合わせた。
4R、ツァルキャンが左ジャブ。ガムロは右クロスを狙い、さらにダブルレッグで組みついたが、ツァルキャンが押し返した。離れたガムロに、ツァルキャンが左ミドルを当てる。しかしガムロも、ツァルキャンの左ジャブに対してインサイドから右ストレートを繰り出した。ガムロのシングルレッグをカットしたツァルキャンが一旦距離を取り、ジャブとローで出ていく。前に出るガムロ、ツァルキャンが下がりながら右スピニングバックフィストで尻もちを着かせた。すかさずスクランブルに持ち込んだガムロは、一度はガブられながらも足に絡みつき、相手に尻もちを着かせた。
バックを取られながら立ち上がったツァルキャン。ガムロが左ジャブを突きながら追い、距離が詰まると右クロスを打ち下ろす。ツァルキャンは左ミドルとワンツーを打ちながら、サークリングする。追うガムロに対し、右スピニングバックエルボーを繰り出したツァルキャンだが、これは当たらず。打撃戦の中でガムロがニータップでツァルキャンに尻もちを着かせた。さらにバックコントロールへ。左足を差し入れて左手を相手の顔面に回したガムロ。バックマウントは奪えなかったが、相手の足を畳んでケージに押し込んでいった。
最終回、ワンツーを打ち込むツァルキャン。ガムロは体勢を低くしながら右ストレートを繰り出した。ツァルキャンの右カーフをもらって尻もちを着いたガムロだが、すぐに立ち上がって右を当てる。ツァルキャンのシングルレッグをカットしたガムロは、相手のワンツーに右のカウンターを合わせた。そしてダブルレッグで飛び込み、ツァルキャンに尻もちを着かせて、そのまま右足を挟んでケージに押し込む。ガムロはボディロックからバックへ。しかしツァルキャンも離れた。
ケージ中央に戻り、右スピニングバックフィストを狙ったツァルキャンに、シングルレッグで組みついたガムロ。これを切ったツァルキャンが左ジャブで押していく。サウスポーのガムロに右ミドルを当てるツァルキャン。ニータップを切られたガムロは右ストレートをヒットし、さらにシングルレッグで組みつくが、これはツァルキャンがスプロールした。スタンドに戻ると、パンチを繰り出しながらツァルキャンが相手にケージを背負わせる。残り1分で相手のパンチに右ストレートを合わせたガムロ、打ち返してくるツァルキャンのパンチに下がりながら、シングルレッグで尻もちを着かせ、バックコントロールへ。正対したツァルキャンがガブったところで試合が終了した。
判定はジャッジ3者とも、1ポイント差でガムロの勝利を指示した。