【UFC251】RIZIN→UFC、イリー・プロハースカがタイトル挑戦経験のあるオズデミアから失神KO勝ち
<ライトヘビー級/5分3R>
イリー・プロハースカ(チェコ)
Def.2R0分49秒 by KO
ヴォルカン・オズデミア(スイス)
ローに右を合わせたプロハースカ、オズデミアがショートのフックを纏める。プロハースカは前蹴りを入れるが、左ジャブを被弾する。手をダラリと下げた構えから、ジャブ&右を当てたプロハースカは、手を前に出す独特の構えから左ジャブをしっかりと打っていく。戸惑いが隠せないオズデミアは、右ローからワンツーで前に出る。詰めたオズデミアが右を耳の後ろ当たりに当てると、プロハースカの動きが落ちる。
追い打ちをかけようとしたオズデミアが左、右アッパーを被弾する。右の拳を左手で隠し、パンチを見せたかと思うと、同じ動き出して前蹴りを蹴るプロハースカ。オズデミアの右と、プロハースカの左が相打ちに。互いに下がらず、拳を振るうと肩で息をするようになったプロハースカの顔面をオデズミアの左フックが捕える。殴られると前に出るプロハースカは、残り20秒でダブルレッグでヒザをつくが、すぐに立ち上がりケージ際の攻防でラウンド終了を迎えた。
2R、ステップインしながら右を伸ばしたプロハースカ。左ローに続く、左ハイをオズデミアの頭部に蹴り込む。足が泳きながら前に出たオデズミアは右を打たれ、頭が揺れる。ケージ際に下がったオズデミアに左から右フックでアゴを打ち抜いたプロハースカが、オクタゴン初陣でタイトルチャレンジャーを相手にパフォーマンス・オブ・ザ・ナイト級の失神KO勝ちした。
「アメージング。パフォーマンスは最悪だった。パンチをいっぱい貰ってしまった。もっとレスリングで攻めてくるかと思っていた。すぐにでもオクタゴンに戻って来たい、タイトルが欲しいから。それがここでのミッションだ。でもタイトルだけでなく、パフォーマンスが大切で。今日はいくつかミスしたから」と、RIZINライトヘビー級王者からUFCに転じたプロハースカ非常にポライトなコメントを残した。