【UFC ESPN08】倒されず、パンチを入れたクリシュトフ・ヤッコがエリク・アンダースに競り勝つ
<ミドル級/5分3R>
クリシュトフ・ヨッコ(ポーランド)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
エリク・アンダース(米国)
サウスポー同士の試合、左の蹴りを見せるヨッコに対し、アンダースが左を振るっていく。ヨッコは右ローも見せ、前に出てきたアンダースに右フックを当てる。ヨッコのスピニングバックフィストに組みついたアンダースがケージに追い込む。すぐに回って離れたヨッコがバックエルボーからワンツーを入れる。踏み込みに右を当てられたアンダースは、左を打ち返してクリンチからテイクダウン、スクランブルではがぶってパンチを入れる。
離れたヨッコは再び組まれ、ケージを背負う。離れ際に左右のフックを打っていったアンダースに対し、ヨッコは右インサイドローから組んでバックに回ろうとする。ウィザーでテイクダウを潰したアンダースだが、バックを取り切れず前方に落とされる。スクランブルからケージに押し込まれたヨッコはエルボーを打って、体を入れ替えたところでラウンド終了となった。
2R、パンチを振るって組みついたアンダースから離れたヨッコが、左をヒットさせる。シングルから詰めて殴るアンダース、バランスは決して良くない。ヨッコはスピニングエルボー、ガードしたアンダースだが続く左ストレートを被弾する。縦ヒジから首相撲のヨッコはアンダースのテイクダウン狙いを阻止して、右ヒザを突き上げる。さらにヨッコがロングでワンツーを当て、右ジャブもヒット。ダブルからシングルにスイッチしたアンダースだが、テイクダウンを取れないままバックエルボーを狙う。ケージを背負ってもパンチの精度で上回るヨッコは、ボディロックをウィザーで耐えきった。
最終回、ヨッコのスピニングバックフィストに組みついたアンダースがバックに回る。胸を合わせたヨッコはシングル、ボディロックにもテイクダウンは許さない。離れて左を被弾したアンダースは、左フックをヒットさせて前へ。そこにカウンターを当てるヨッコが回って間合いを取り直し、左ストレートをヒットさせる。
組んだアンダースだが、どうにもテイクダウンを奪うことができない。ケージに押し込んだ状態で、時間が過ぎ逆にヨッコが押し返す。離れた時には残り試合時間は1分に。アンダースはここもクリンチを選択し、ケージでの攻防が継続。ヨッコが押し返し、アンダースは体を入れ替えてから離れたが、アクションはなく試合終了──ヨッコが判定勝ちを手にした。