【UFC249】ヌルマゴメドフ✖ファーガソン→ファーガソン✖ゲイジーに。開催地は未発表もイベント決行!!
【写真】果たして、どのような形でイベントは開かれ中継されるのだろうか(C) Zuffa/UFC
6日(月・現地時間)、UFCが18日(土・同)に開催するUFC249の対戦カードを発表した。
同大会はニューヨーク州ニューヨークのMSGバークレーセンターで世界ライト級選手権試合=王者ガビブ・ヌルメゴメドフ✖挑戦者トニー・ファーガソンをヘッドラインに開かれる予定であったが、新型コロナウィルス感染拡大により先行きが不透明となっていた。メインの暫定ライト級王座決定戦トニー・ファーガソン✖ジャスティン・ゲイジー戦を筆頭に12試合の対戦カードが明らかとなっているが、開催場所などは公になっていない。
3月14日のブラジル大会を無観客大会としたUFCでは、同月21日(土・同)のロンドン大会、同28日(土・同)のオハイオ州コロンバス大会=UFC ESPN08と4月11日(土・同)のオレゴン州ポートランド大会=UFN172の延期を決定し、その際にヌルマゴメドフ✖ファーガソンに関しては、「日付は変わらずファイトを組む。無観客になるかもしれないし、米国以外になるかもしれないが、この試合は実現させる」とダナ・ホワイトは決行への強い意志を見せていた。
一方ヌルマゴメドフはロシアの現状を踏まえ、この試合の実現に対して一度は消極的な立場を取りつつも、見込みが薄いとしながらも移動可能な場所で実現するなら戦うという姿勢を見せていた。結果、ヌルマゴメドフ✖トニー・ファーガソンは実現せず、ガビブの従弟ウマル・ヌルマゴメドフ✖ハンター・アジャー、ルーマニアのイオン・クテレバ✖ロシアのマゴメド・アンカラエフ、ウズベキスタンのマフムド・ムラドフ✖カール・ロビンソン、ベン・ロズウェル✖ニューヨーカーのジャン・ヴィランテの試合がラインナップから外れる形となった。
また、ドイツ在住のオットマン・アザイタルに代わりマイケル・ジョンソンがカーマ・ワーシーと、イスラム・マカチェフに代わりオマー・モラレスがアレキサンダー・ヘルナンデスと対戦することに。
そしてグレッグ・ハーディー✖ジョルガン・デ・カストロ、ビセンチ・ルケ✖ニコ・プライス、さらにフランシス・ガヌー✖ジャルジーニョ・ホーゼンストライク、サム・アルヴィー✖ライアン・スポーン、レイ・ボーグ✖マルロン・ベラが新たに加わっている。
ジェシカ・アンドレジ✖ローズ・ナマジュナス、ジェレミー・スティーブンス✖カルヴィン・ケイター、さらにホナウド・ジャカレ・ソウザ✖ユライア・ホールらのオリジナルカードが残っており、えげつないばかりの好カードが並んだこととなる。
とはいっても間違いなく賛否両論が起こるであろう現状での大会開催。10人以上の集会の禁止などイベントを行ううえでの壁をどのようにUFCは越え……あるいは抜け道を見つけ出して実現させるのか、まだまだ動向を見守る必要がある。