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【Shooto2020#01】テイクダウンで流れを掴んだ猿丸ジュンジが、ワナワンを3-0の判定で下す

Sarumaru【写真】足触ってのパンチ、パンチを見せてのテイクダウンで猿丸はペースを握った(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<ストロー級/5分3R>
猿丸ジュンジ(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ジェロム・ワナワン(フィリピン)

最初の左ローが急所気味だったワナワンに対して、猿丸はパンチを見せてダブルレッグでテイクダウンを奪う。腰を上げた状態で勢いのあるパンチを落とす猿丸に対し、ワナワンが蹴り上げを狙う。後方に立ち上がったワナワンを追いかけた猿丸は、ローに右を合わされそうになる。そのまま打撃戦の流れからテイクダウンを決めた猿丸は、反則気味の蹴り上げにもパンチを落としトップコントロール。

一度起き上がりパンチを落としてガードのなかに入った猿丸は、スクランブルでバックに乗ろうとするが振り落とされる。ワナワンは蹴りを掴んでパンチを入れるが、離れた猿丸は左を当ててダブルで上に。担ぎパスからレッグドラッグ気味に抑え背中を向けさせた猿丸は、スタンドでバックを取る。後方からパンチ、ヒザを入れ、胸を合わされるとテイクダウンを決めた猿丸が初回を完全にリードした。

2R、左フックを当て、右ローを蹴った猿丸。ワナワンは左の蹴りを見せるが、ローで体がよれる場面も。右から左ミドルを入れたワナワンは、打撃で攻勢に出ようとするとダブルレッグで倒され下の時間が長くなる。足を捌いて殴った猿丸は、スクランブルからスタンドに戻られると疲れを見せ、ローに右を合わせられると左フックを受けてバランスを崩す。

回転系の技も見せるようになったワナワンが、右をヒット。猿丸も左ジャブを返し、ローを入れる。両者、動きが落ちてくるなか猿丸は左ジャブ、ワナワンはフックにフックを打ち返す。猿丸がレベルチェンジすると右アッパーを合わせたワナワン、ポイントは微妙だが猿丸としては予断を許さない状況のまま試合は最終回へ。

最終回、猿丸がロー、そのローにフックを合わせようとするワナワンは、ダブルレッグで背中をつかされる。猿丸はハーフで抑え、時間をしっかりと使う。ワナワンは残り3分を切って立ち上がったが、すぐに倒され猿丸が肩固めへ。外してパンチを入れる猿丸は、このままトップコントロールを続けようとするが、ワナワンも意地を見せた立ち上がる。

思い切り右を振るうワナワンに対し、猿丸は左フックをヒットさせる。ワナワンも右を打っていくが、ウチを開けて疲れを露にしてしまう。最後の10秒でフックに押されるようにバランスを崩しかけた猿丸だったが、大きなピンチはなく15分を戦いきった。

結果、3-0で猿丸は判定勝ちを手にした。


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