【EJJC2020】タリソン、マルファシーニ、クレベル・ソウザ出場。世界級の欧州ルースター級に日本勢が挑む
【写真】世界級の欧州オープン選手権に出場する日本勢(C)MMAPLANET
既に21日(火・現地時間)から開幕し、明日26日(日・同)までポルトガルのリスボンにあるパヴィラォン・ムルチウソス・ジ・オジヴェラスで行われているIBJJF(国際柔術連盟)主催のヨーロピアンオープン柔術選手権。25日(土・同)にスタートする黒帯の部、直前となったが日本人3選手が出場するルースター級がえげつないこととなっている。
日本から橋本知之、芝本幸司、澤田伸大の3選手が出場するルースター級には、昨年の世界王者マイキー・ムスメシはライトフェザー級にエントリーし、準優勝のホドネイ・バルボーサの名前は見られないが、3位だった10度の世界王者ブルーノ・マルファシーニとクレベル・ソウザ、さらにはホドネイを下し12月のノーギ・ワールドを制したタリソン・ソアレスが参戦するなど、まさにムンジアル級の面子が揃った。
土曜日の1回戦は1試合のみで、ここに前述した紫&茶に続きノーギ・ワールドで黒帯でも世界王者になり、道着もパープルを2度制し昨年のブラウン優勝のタリソンが登場する。道着では黒帯での実績がないための1回戦出場だが、この試合で勝つと日曜日の準々決勝でマルファシーニが待ち受けている。いきなりの新旧対決=ドリームマッチが実現する。
日本勢も3人揃って日曜日からの出場となるが、昨年のムンジアルと同様に初戦で橋本と澤田が戦うことが決まっている。澤田にとってのリベンジ戦、そして橋本とすれば澤田を破って、準決勝ではムンジアルで敗れたクレベル・ソウザとのリベンジ戦に挑いたいという組み合わせだ。
芝本の初戦の相手がマスターやノーギでも活躍しているジュアン・シウバ、ここをクリアすれば準決勝はマルファシーニとタリソンの勝者とのマッチアップとなる。日本人同士のフィナーレが実現するには、準決勝が山。ただし、そのマッチアップは世界では初戦や準々決勝で実現する可能性はいくらでもある。世界の表彰台──ではなく、頂点を目指すうえで最高のプレ・ムンジとなるヨーロピアンのルースター級だ。
今回、日本からはライト級に毛利部慎佑が出場している。昨年の全日本王者は土曜日の1回戦を勝ち上がりまずは日曜日に残って欲しい。またライトフェザー級ではイアゴ・ジョルジとの一騎打ちと見られているムスメシは、既に土曜日の午前中からスタートしている無差別級にも出場。初戦でジャパコ・パスキーニを8分15秒に絞めで一本勝ちしているが、この挑戦がライトフェザー級での戦いに影響を与えることは十分に考えられる。