【Grachan44✖Brave Fight22】鈴木隼人、3年振りの国内ケージで加マーク納と対戦。岸本篤史✖植田豊も
【写真】RIZI出場へのアピールとなるか、鈴木隼人がJ-MMAに戻ってくる (C)MMAPLANET
14日(火)、GRACHANより1月26日の大阪=Wardogとのコラボ大会の発表と同日に3月1日(日)に東京都大田区の大田区産業プラザPIOにおいてGrachn44✖ Brave Fight22の開催と対戦カードの発表を行っている。
そして岩崎ヒロユキ代表と本人がSNSで公言していたように、鈴木隼人が3年振りに日本でケージに上がることが正式にアナウンスされた。
2017年2月のグラチャン✖ブレイブ合体興行後、ONEにステップアップを果たした鈴木は2018年11月までに4勝1敗の戦績で、世界王者ジョシュア・パシオへの挑戦が決まった──ものの、同時にメディカルチェックに通らずONEとは契約下にあるまま試合の機会を失していた。
鈴木は後頭部頭蓋に嚢胞があるという症状だが、日本国内のドクターの診察では競技続行に問題ないというものだった。ただし、ONEでは許可が下りず、鈴木は1年に渡り交渉を持続してきたがアジア最大の舞台で戦うことを断念し、気持ちを国内復帰にシフトチェンジをしていた。
日本でのターゲットはRIZINだったが、ONEで許可が出なかったことで色よい返事を聞くことはできなかった。ならばと鈴木は修斗、パンクラス、DEEPという国内主要MMAプロモーションでストロー級とフライ級の全てのベルトを獲ることを公言すると同時に、大晦日移行はSNSで強くRIZIN出場を訴えかけている。
ONEとの惜別を決めた鈴木は国内復帰と新たなる挑戦の一歩に選んだのが、古巣でフライ級王座を獲得しているグラチャンとなった。対戦相手の加マーク納はZSTとGladiatorでフライ級王座に挑戦もベルトを巻けず、パンクラスに戦いの場を移したものの1勝2敗と厳しい状況が続いている状態だ。
とはいっても加マーク納の敗北は、スプリットや紙一重の接戦を落としたモノも少なくない。今回の試合は鈴木の国内復帰のデモンストレーションにさせないためにも、アンダードッグの意地を見せたいはずだ。
また今回の発表では12月のDEEPでGladiatorライト級王者キ・ウォンビンのテイクダウンにパンチを合わせて秒殺勝利を得た岸本篤史が、同じく12月にグラチャン・ライト級王座に挑戦し山本琢也と激しい攻防の末にTKOで敗れた植田豊と戦うことも明らかとなっている。
キャリア最高の勝利を得た岸本とキャリアの再構築を諦めていない植田の一戦は、揃って今後の進路に大きな影響を及ぼすマッチアップといえるだろう。