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【Grachan68 × Brave Fight31】グラチャン✖ブレイブに原口央が凱旋参戦。黒井✖高橋も注目!!

【写真】倒す、倒される。倒されたあとのスクランブルと極め。見所の多いマッチアップだ(C)SHOJIRO KAMEIKE & MMAPLANET

2日(金)、Grachanより3月10日(日)に東京都大田区にある大田区産業プラザPIOでGRACHAN68 × BRAVE Fight31の開催と12試合のカード発表が行われている。
Text by Manabu Takashima

恒例のGrachanとBrave Fightの合体イベントが、今年も春先に実施される。今回明らかとなったカードはまずGRACHANウェルター級トーナメント決勝戦=櫻井隆多✖青木忠秀の一戦で、ここはBrave所属でない選手同士の顔合わせとなった。

この他でBraveファイターが絡まない試合は3試合だが、うち2試合は友好関係にあるJAPAN TOP TEAMの選手が出場する。


つまり8試合はBraveジムに選手が出場することになる。注目はRoad FCグローバル63キログローバルトーナメントで準優勝となった原口央の出場だ。今年もRoad FCバンタム級王座決定T出場を公言する原口のBrave Fight出場は2019年11月以来、4年4カ月振りでGrachan参戦は初めてとなる。

対戦相手の田中智也は、キャリア15勝のうち11がサブミッションでフィニッシュしている北の組み技師だ。とはいえ田中は直近の試合、昨年12月に原口の同門である伊藤空也戦で判定負けを喫し。バンタム級王座挑戦がならなかった。

原口としては再度、Road FCのトーナメント出場に勢いをつけるために躓くことは許さない。一方で、田中としては12月の敗北を払拭しておつりがくる相手との戦いはキャリアアップへ絶好のチャンスを手にしたとも捉えることができる。ロータス世田谷で組みの防御と極めの感覚を養って来た原口にとって、レスリングではなくグラップリングの実力査定を自らに課すことができるマッチアップといえるだろう。

この他、岸本篤史は芳賀ビラル海との試合となった。精度と瞬発力、同じパンチャーでもボクシング出身の岸本と日本拳法出身のビラル。ライト級MMAストライカー異文化対決となる。

さらにフェザー級の黒井海成✖高橋孝徳も興味深い。

硬式空手からK-1甲子園で活躍したストライカーの黒井にとって、徹底して組んでくる高橋はここから上を目指すためには、乗り越えないといけない相手だ。

そしてフェザー級タイトルコンテンダーを越えることで、よりベルトが現実的な目標となってくる。

高橋は高橋で昨年12月のGLADIATORにおける、じゅんとの試合で被弾をしても思い切り攻めることで、殻を破ることができた。じゅん戦のようなブレイブで思い切りの良い動きを高橋が再現できれば、黒井にとって相当な脅威となることは間違いない。

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