この星の格闘技を追いかける

【UFC236】最高の技術を駆使した挙句の魂の殴り合い──を制し、アデサニャが暫定ミドル級王者に

<UFC暫定世界ミドル級王座決定戦/5分5R>
イスラエル・アデサニャ(ニュージーランド)
Def.3-0:48-46.48-46.48-46
ケルヴィン・ガステラム(米国)

サウスポーのガステラムが右を振り、圧力をかけるとアデサニャがスイッチを見せる。右ミドルをガステラムのボディに入れたアデサニャ。ガステラムも前に出て左を振るっていく。互い、プレッシャーをかけようと間合いを探るなか、ガステラムが右フックを当てアデサニャが腰を落とす。

ケージを利し、左は被弾せずに持ち直したアデサニャに対し、ガステラムが間合いを取り直して左フックを打ち込む。頭を振って前に出るガステラムの動き、反応させられるアデサニャはサウスポーにスイッチするがワンツーを受けてしまう。オーソに戻したアデサニャが、蹴りを見せてからのスイッチで左を届かせる。ガステラムは右リードフックで初回を取った。

2R、右ミドルを2発見せたアデサニャが、右ローを蹴り込む。ガステラムは左ボディフックも左ストレートを被弾する。ワンツーをスウェイでかわしたアデサニャが右ボディを当てる。右ミドルを入れ、右ハイをガードの上から蹴るなどアデサニャの手数が増える。ガステラムもワンツーを入れるが、体が伸びてきたか。サークリングで間合いを取り直したアデサニャが、ガステラムの左に右ストレートを合わせてダウンを奪う。

抑えを許さず立ち上がったガステラムは、打撃が荒くなっている。右ハイ、右ストレートを放ったアデサニャは、ガステラムの右ジャブをよけるようになり、逆に右を当てる数が増えてくる。さらにスピニングバックエルボーを当てたアデサニャはふらつくガステラムに右ストレート、テイクダウン狙いを切れた直後に左をタッチさせたもの完全に流れは変わった。

3R、ガステラムが左ミドルを見せリズムを変えようとステップを踏む。首相撲からヒザを突き上げたアデサニャ、離れたガステラムは右ミドルを受ける。さらに右ハイを続けたアデサニャは、遠い距離をとるようになったガステラムのパンチを見切り、近い距離でも右フック、右ハイから右ローを当てる。さらにパンチの打ち終わりに右を打ち込み、テイクダウン狙いにヒザを入れたアデサニャは右を一発貰うが、右ミドル、右ローを入れ攻勢を続ける。

覚悟を決めたようにパンチを振るうガステラムが、ダブルレッグでテイクダウンを奪う。アデサニャはすぐに立ち上がり、間合いを測りつつラウンド終了を迎えた。  

4R、左を振るって前に出るガステラム。近距離で左を振るい、荒い展開のなかでクリンチを繰り出す。さらに右ジャブから左を振るうガステラムに対し、アデサニャは惑わされることなくボディにヒザを突き刺していく。右フックを当てたアデサニャ、ガステラムも右ジャブを当て返す。とにかく左を受けないようにスウェイを駆使するアデサニャに対し、ガステラムも組んでも体力を失くしたくないのか、本気でテイクダウンは狙わない。

離れてからはパンチの打ち合いのなかで、ガステラムがジャブを当てるが、アデサニャは手数と精度で遅れをとらずに右を当てていく。飛び込んで左ボディを入れたガステラムの左ハイで、アデサニャの足が泳ぐ。左ストレートを当て組んだガステラムが離れると、アデサニャが左右のハイを見せる。しかし、動きが落ちたアデサニャは左ストレートを被弾し、ダブルレッグでケージに押し込まれ、オクタゴンで初めて厳しい状況の迎え最終回へ。

5R、前に出るガステラムが圧を強める。左ボディを受けたアデサニャも、ワンツーから右ハイを放ち譲らない。右ショートを当てたアデサニャは、ガステラムの組みにハイエルボーギロチンを仕掛ける。自ら背中をつき、スクランブルに持ち込んだガステラムが上を取る。すかさずアデサニャは三角絞めへ。これを担いでエスケープしたガステラム、アデサニャは右を当てて前へ。ガステラムも左を返す。直後に右を被弾したガステラムは、前に出てダブルレッグへ。切って離れたアデサニャはワンツー、そして右ミドルへ。

直後に右ストレートを当てたアデサニャは、それでも前に出てきたガステラムに右を打ち込んでダウンを奪う。ガクンとヒザが折れたガステラムだが、それでも起き上がりながらダブルレッグへ。突き放したアデサニャは右を2発当て、倒れたガステラムを殴りバックに回り、後方からパンチを連打する。

殴られながら立ち上がったガステラムが、それでも正面も向きパンチを振るおうとする。そんなガステラムに左を当てたアデサニャが左でダウンを奪い返し、パウンドを落としながら試合終了を迎えた。

死力の限りを尽くして戦ったUFC世界暫定ミドル級王座決定戦はジャッジ3者が48-46をつけイスラエル・アデサニャに凱歌が挙がった。「ウォーになることは覚悟していた。スコアは考えていなかった。ラウンドを取ろうと思って戦った。俺がチャンピオンだ。レッツゴー」と勝者は話した。
                                      

PR
PR

関連記事

Martial World

Movie

Gladiator

Gokikai Karate

ONEday