28日（金・現地時間）、29日（土・同）にカリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムで開催されるUFC 232「Jones vs Gustafsson 2」の計量が行われた。

1週間前の開催地変更という一大事に見舞われた同大会。張本人となったジョン・ジョーンズは、ライトヘビー級王座を賭けて戦うアレクサンダー・グスタフソンとともに問題なく計量をパス。

「LA、アー・ユー・レディ?　2人もぶっ壊すつもりで戦う。注目し欲しい」というグスタフソンのコメントに大きな声援が送られた。一方、ブーイングのなかJJの吐いた「ワッツアップ・カリフォルニア?」という一言にさらにブーイングが重なるが、ダークヒーローは「本当に長い時間を経て、ここに戻って来られた。凄く幸せで、本当に光栄に思っている」と投げキスを見せた。

セミでUFC世界女子世界フェザー級王座の防衛戦を──UFC世界女子バンタム級王者アマンダ・ヌネスを相手に行うクリス・サイボーグは、1階級下の王者より1ポンド軽い体重でウェイインを終えている。いつも通り戦闘メイクアップを施したサイボーグは「みんな、ここに来てくれてありがとう。この試合のために生まれてきた」と話した。

2018年、UFCの掉尾を飾る今大会はアーリープレリミから、コンテンダーシリーズで注目を集めたベヴォン・ルイスがユライア・ホールと対戦するなど粒ぞろいのカードで並んでいる。

最恐ACBのチャンピオンを経てオクタゴンへ移ったピョートル・ヤンは、9月のロシア大会で戦う予定だったドゥグラス・アンドレージと仕切り直しの一戦に挑む。女子バンタム級タイトルコンテンダーのキャット・ジンガーノはフェザー級に階級を上げ、元暫定Invicta FC世界フェザー級王者ミーガン・アンダーソンと対戦。BJ・ペンはメインイベンターと変わらぬ声援を受けて、ステージでライアン・ホールと向き合っていた。

メインカードでもUFCで5連勝中、日本人キラー＝アレックス・ヴォルカノフスキーが、ついにフェザー級トップコンテンダーであるチャド・メンデスと相対するマッチアップなど、注目カードが目白押しだ。そんななかオープニングバウトで、敷き直しを図るブライアン・ケレハーの対戦相手モンテル・ジャクソンが1ポンド・オーバー規約から1ポンド上回り、ファイトマネーの減額ペナルティを受けたうえでキャッチウェイトで戦うこととなっている。

■ UFC232計量結果

＜UFC世界ライトヘビー級王座決定戦／5分5R＞
ジョン・ジョーンズ: 204ポンド（92.53キロ）
アレクサンダー・グスタフソン: 204.5ポンド（92.76キロ）

＜UFC女子フェザー級選手権試合／5分5R＞
[王者]クリス・サイボーグ: 144ポンド（65.31キロ）
[挑戦者]アマンダ・ヌネス: 145ポンド（65.77キロ）

＜ウェルター級／5分3R＞
カーロス・コンディット: 171ポンド（77.56キロ）
マイク・キエーサ: 170.5ポンド（77.34キロ）

＜ライトヘビー級／5分3R＞
イリル・ラティフィ: 205.5ポンド（93.21キロ）
コーリー・アンダーソン: 204.5ポンド（92.76キロ）

＜フェザー級／5分3R＞
チャド・メンデス: 146ポンド（66.22キロ）
アレックス・ヴォルカノフスキー: 145ポンド（65.77キロ）

＜ヘビー級／5分3R＞
アンドレイ・オルロフスキー: 245.5ポンド（111.35キロ）
ウォルト・ハリス: 258.5ポンド（117.25キロ）

＜女子フェザー級／5分3R＞
ミーガン・アンダーソン: 146ポンド（66.22キロ）
キャット・ジンガーノ: 144ポンド（65.31キロ）

＜バンタム級／5分3R＞
ピョートル・ヤン: 135.5ポンド（61.46キロ）
ドゥグラス・アンドレージ: 134.5ポンド（61.0キロ）

＜ライト級／5分3R＞
BJ・ペン: 156ポンド（70.76キロ）
ライアン・ホール: 154ポンド（69.85キロ）

＜バンタム級／5分3R＞
ナサニエル・ウッド: 135.5ポンド（61.46キロ）
アンドレ・イーウェル: 135.5ポンド（61.46キロ）

＜ミドル級／5分3R＞
ユライア・ホール: 185.5ポンド（84.14キロ）
ベヴォン・ルイス: 186ポンド（84.37キロ）

＜ウェルター級／5分3R＞
カーティス・ミランダー: 170ポンド（77.11キロ）
シアー・バハドゥルサダ: 171ポンド（77.56キロ）

＜バンタム級／5分3R＞
ブライアン・ケレハー: 135ポンド（61.24キロ）
モンテル・ジャクソン: 137ポンド（62.14キロ）

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