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【ONE84】フォラヤンがカーン下し、新ライト級王者に。ラカイに4つ目のベルトを持ち返る

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)王座決定戦/5分5R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
Def.3-0
アミール・カーン(シンガポール)

思った以上に身長差のある両者。長身のカーンはワイドスタンスで、ガードを高く構える。フォラヤンは左ジャップを伸ばし、左ローへ。ステップバックでかわすカーンがスイッチする。サイドキックを受け、すぐにオーソに戻したカーンが左ハイ。同時にフォラヤンがスピニングバックフィストを放つ。フォラヤンのローに対し、カーンはショートのワンツー。フォラヤンは右ローに続き、左サイドキックでカーンの左足を狙う。スイッチしたカーンのローでバランスを崩したフォラヤンは、姿勢を戻してテイクダウンを奪う。

すぐに立ち上がったカーンが、ヒザの打ち合いから離れる。カーンの右フックからバックハンドで返す攻撃をかわしたフォラヤンは、組まれてケージに押し込まれる。大フォラヤン・チャントをバックに体を入れ替えて距離を取り直すフォラヤンに、カーンが左ミドルを蹴っていく。サイドキックから左フック、スピニングバックキックをフォラヤンが見せたところで初回が終わった。

2R、踏み込んで左オーバーハンドを入れたフォラヤン。サイドキックにカーンは左ストレートを合わせようとする。カーンは左ジャブを入れ、フォラヤンが左サイドキックをボディに入れ、組んでテイクダウンを狙う。耐えたカーンは見る展開が多い。カーンが距離を詰めてパンチを出すと、左フックを振るうフォラヤンが組みの中で右を打ち込む。け0次にカーンを押し込み、スピニングバックエルボーを打って離れたフォラヤンは、もう一度同じ展開を見せる。

カーンの飛びヒザをキャッチし、大きくスラムで叩きつけたフォラヤンがトップを奪い、パウンド。立ち上がったカーンのボディにヒザを突き刺し、ここも回転バックヒジを入れて離れる。前身してきたカーンに対し、フォラヤンは右のスピニングバックフィスト。これが空振りに終わると、直後に左のスピニングバックフィスト当てラウンド終了を迎えた。

3R、カーンが左ミドル。接近戦でフォラヤンの右オーバーハンドは空を切り、姿勢を乱す。カーンは時折り前に出ると、攻撃をかわされ回転系のパンチを打たれ印象が悪くなる。右を当てて組んだフォラヤンは、態勢が悪くなると自ら離れる。カーンの攻撃は遠く、大きな振りが大きくフォラヤンが見切りつつある。

続く左ストレートからの前進に逆にテイクダウンを合わせたフォラヤンは、ギロチン狙いを切り抜けてスクランブルからスタンドへ戻る。踏み込む位置が遠いカーンは、カウンターでないと攻撃が当たらないが、それでも距離を詰めることはできない。逆にフォラヤンは距離を詰めると組んで、時間の経過を待てる。と、右、左、右とフックを3発入れたフォラヤンは、ミドルキックから右フック、そして右エルボーと一気に攻撃を繰り出す。最後はスピニングバックフィストにカーンが組んだところでラウンド終了となった。

4R開始直後にシングルレッグに出たカーンは、ケージに押し込むがヒザを腹に受けて態勢を入れ替えられる。ここで回転バック拳を見せて離れたフォラヤンは、ダブルレッグも切ってケージにカーンを押し込み、逆にダブルレッグを仕掛ける。クリンチからヒジを入れるフォラヤンに対し、カーンも左エルボーを打っていく。ならばと突き上げるようなヒジ打ちを見せたフォラヤンは、左を当てて離れる。カーンのワンツーはやはり遠く空振りになるが、続く左ハイ2発がフォラヤンの顔面を捉えそうになる。

さすがにフォラヤンも疲れて来たか、息を整え距離を取る。間合いを外し、左回りのフォラヤンがワンツーから左フック、さらに後ろ回し蹴りを繰り出す。この攻めている感のある攻撃に対し、時間が無くなってきたカーンは、距離を詰めて手数を増やすしかないが、レンジをフォラヤンが回転系の攻撃を織り交ぜて支配したまま試合は最終回に。

5R、カーンのパンチからテイクダウン狙いを切り、回転と無回転のヒジを入れたフォラヤンは、徹底してカーンのテイクダウンを切っていく。踏み込んで左フックを伸ばすフォラヤンが、鋭いサイドキックやローを蹴る。組まれても、体を入れ替えてエルボーを当てつつ時間の経過を持つフォラヤンを近距離でも右フックをヒットさせ打ち勝つ。

左に回りつつ、スピニングヒールキックを狙ったフォラヤンは、残り90秒を切ってシングルレッグでテイクダウンを狙う。待ちのファイトながら、攻撃している印象を確実に残すフォラヤンに、カーは成すすべなく掌の上で踊らされている。テイクダウンを切り、飛び蹴りまで見せたフォラヤンは、かわしモードのところでパンチで前に出たカーンに組みつかれる。終了の合図とともに尻餅をついたフォラヤンは、勝利を確信。

当然、ジャッジ3者はフォラヤンの勝利を支持しチーム・ラカイに4本目のONE世界王座がもたらされた。

勝利のコールに微笑を浮かべた新世界ライト級王者は「チームメイトは家族だ。彼らをインスパイアし、彼らにインスパイアされた」と話した。


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