＜準決勝第1試合／8分1R＞
桜庭和志（日本）
Draw.
ユライア・フェイバー（米国）

スタンドの攻防でアームドラック、シングルと果敢に攻めるユライアだが、レフェリーは両者に注意を与える。引き込んだ桜庭に担ぎバスを狙うユライアは、起き上がってきたところでバックを狙う。再び引き込んだ桜庭に対し、ユライアは左足を抜きつつパスへ。上四方に回るとノースサウスチョーク。ガードに戻した桜庭は足を効かせて防御に徹し、2度目の注意からパーテルで再スタートとなる。

すぐに引き込みガードを取った桜庭は、時おり足を狙うも逆にユライアがストレートフットロックを仕掛け、足を引きよせてパスを決める。首を取ってリバーサルを狙った桜庭を潰してトップをキープしたユライア。ノースサウスを送り出し、腕を伸ばそうとする桜庭だがユライアの反応が良い。

ユライアはさらにヒールを狙うなどアグレッシブに動き続け、桜庭も極めだけは許さない。足首固めの態勢に入ったユライアは、極めることができないと判断すると足を捌いてパス、そしてマウント、続けさまに腕十字を狙う。体を跨いできた足を取ろうとする桜庭に対し、トゥーホールドで渾身の力を込めたユライアだったが、タップは奪えずドローとなった。

＜準決勝第2試合／4分1R＞
中村大介（日本）
Draw.
アントニオ・ジャウジ（ブラジル）

ルタリーブリ&レスリングのジャウジに対し、中村は立ちレスからスライディング、立ち上がって跳び十字を狙う。振り落とされて下になりながらスクランブルでテイクダウンを仕掛ける中村に大きな声援が起こる。試合は再び立ちレスになり、両者が注意を受ける。中村は飛びつき十字で腕が抜けると、即立ち上がるがジャウジは首相撲へ。小外掛けでテイクダウンを取ったジャウジは、すぐにスタンドに戻りシングルに来た中村をがぶる。ガードを取った中村はハーフガードで下に、懸命に動きを作ろうとしたが体重を掛けられ抑えられてしまう。ハーフのままタイムアップとなり、この試合も痛み分けとなった。

＜準決勝第3試合／8分1R＞
ゴードン・ライアン（米国）
Def.2分09秒by 三角絞め
ジョシュ・バーネット（米国）

注目のライアンはジョシュと対戦。アイポークでコンタクトが外れるアクシデントも、すぐに引き込んでバタフライガードからスイープを決める。バーネットの体が一回転し、トップを取ったライアンはサイドからマウント奪取。マット際だったため、中央で再開となる。フレームを作れないジョシュは、ブリッジでリバーサルを狙う。ここに三角絞めを合わせたライアンが見事に一本勝ちした。

＜準決勝第4試合／8分1R＞
ゴードン・ライアン（米国）
Def.4分53秒by RNC
マルコス・ソウザ（ブラジル）

マルキーニョスのダブルレッグを切ったライアンは差し上げテイクダウンを決める。巻き込みからスクランブルに持ち込み、スタンドに戻ったマルキーニョスだったが再び差し上げテイクダウンで倒される。ハーフのマルキーニョスの首を抱えたゴードンはパス、さらにマウントへ。

枕で固め、続けて肩固めに移行したライアンは、ここでスタンドに戻され両者コーションが付けがれると、苦笑いを浮かべる。再開後、マルキーニョスのダブルレッグにも首をコントロールしてトップを取ったライアンは、デラヒーバを潰しパスからマウントを再び狙う。ハーフで耐えるマルキーニョスだったが、足を抜かれてマウントを取られてしまう。ライアンはバックマウントに移行し、マルキーニョスの右腕を右足で制してRNCを極めた。

＜準決勝第5試合／4分1R＞
ゴードン・ライアン（米国）
Draw.
ホベルト・サトシ・ソウザ（ブラジル）

マルキーニョスの敗退を受けて、サトシは4分間でどのような試合を見せるか。アームドラッグに反応しバックを譲らなかったサトシ。スタンドで1分が過ぎる。両者に注意が入り、ライアンが引き込む。足を捌いてパスを狙うサトシだが、やや距離があり捕まらないような仕掛けだ。

両者がスタンドに戻ると、ライアンはアームドラッグ、さらにダブルレッグでテイクダウンに成功する。デラヒーバをヒザで潰したライアンにスイープを仕掛けたサトシ。続いて立ち上がったライアンに足関節を狙い、座ったところで立ち上がりスイープに成功。

残り40秒、側転パスガードを狙ったサトシは引き続きアグレッシブにパスにトライ。防御に徹するライアンに2度目の注意が入り、残り12秒という時間で試合はパーテルで再開される。すぐさまバックマウントに入ったサトシだが、ライアンは極めさせない余裕をもっており、そのままタイムアップに。結果、ライアンが2勝1分の活躍でチーム・アルファメールがチーム・サクラバを下し決勝進出を決めた。

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