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【HEAT43】体重超過のペレイラが、本領発揮からRNCでバットムンクに一本勝ちも公式結果はNCに

Michel Pereira【写真】肩にバットムンクを担ぎ、逆側に走ってジャンプ。ケージを蹴ってのスラムというクレイジーな動きを披露したペレイラ(C)MMAPLANET

昨日17日(月・祝)に愛知県刈谷市の刈谷市産業振興センターあいおいホールで開催されるHEAT43レビュー。第3回は春日井たけしが、キム・ミョンギュの持つHEATバンタム級王座に挑戦した一戦をお伝えしたい。


<HEAT総合ウェルター級王座決定戦/5分5R>
ミシェウ・ペレイラ(ブラジル)
Def.5R1分46秒by RNC※ペレイラが体重オーバーのため、正式結果は無効試合に
ブレンゾリク・バットムンク(モンゴル)

01ペレイラの体重オーバーでバットムンクが勝利した場合のみ試合が成立し、新チャンピオンが決定するという変則タイトルマッチは、そのペレイラが終始優位に試合を進める展開となった。

02オーソドックスで構える両者、ペレイラが右を振るって前に出て前蹴りを見せると、バットムンクが左ジャブを当てる。暫くは普通の立ち技の攻防が続き、ペレイラが動いた。低い姿勢から左手をマットについて右の後ろ回し蹴りを繰り出す。

下がったバットムンクに飛び前蹴りを狙い、さらにケージの前に移動するとジャンプしてケージを蹴ってからのパンチ=ケージキック・パンチを狙う。この辺りはバットムンク読んでいるのか、ステップバックをかわしていく。

03そのバットムンクがローを蹴り、下がったペレイラが前転しながら右足で蹴っていく。当たってもダメージを与えることができない攻撃、トップを取ったバットムンクに蹴り上げを見せたペレイラはスタンドに戻り、シングルを仕掛けるもテイクダウンには至らなかった。

その後もケージキック・パンチ、さらにメイアルーア・ジ・コンパッソばりの2連続の下からの回し蹴りも距離を取られるペレイラは終盤に左フックや左ジャブを当てると、ケージキック・ハイキックを──背中から後頭部の辺りに当てて初回を戦い終えた。

042R、序盤に右フックをヒットさせたペレイラは、後ろ回し蹴りや飛びヒザは繰り出すものの、それほど破天荒な攻撃を見せない。間合いを取って、視線をずらしてのサイドスタンスをとるなど、スタミナをコントロールしているかのような動きだ。

それ以外は左ジャブからテイクダウンのフェイクと、ノーマルなスタイルでバットムンクの攻撃を被弾せずに戦う。

05中間距離ではバットムンクも左フック、右を伸ばすもののペレイラが堅いガードを見せ、リーチの違いもあってジャブを被弾するケースが多くなってくる。その後、ラウンド終了までペレイラは、倒立から着地後にサイドキック、ケージを蹴ってその場飛びという攻勢点にならない動きを繰り出すに留まった。

05 a3R、マウスピースを忘れて戦っていたペレイラ。試合が中断され、マウスピースを装着し直したペレイラに対し、バットムンクは笑みを浮かべて握手で試合再開に。

左ジャブに続くダブルレッグで、ケージに詰められたバットムンクだが、しっかりと腰を落として対処する。ヒザをボディに入れて離れたペレイラが、もう一度ケージキック・ハイキックを放ち、着地直後にダブルレッグを狙う。

06両ヒザをマットにつけて飛び込んだペレイラは、バットムンクを肩に抱え上げるや──マット・ヒューズ×フランク・トリッグ張りに逆側のケージまで走る。と、ペレイラは何とバットムンクを担いだままで思い切りジャンプして、ケージを蹴ってすらスラムへ。

07かつて見たことがないようなテイクダウンでトップを取り切ったペレイラが、立ち上がって足首を掴みバットムンクを引き寄せると……自らはケージに向かって走り、金網を蹴ってパスからパウンド、もしくはスタンプを狙う。

当然のようにバットムンクは、この隙に立ち上がることに成功し、ペレイラのこの攻撃は不発に終わった。ここからのキックボクシング戦で両者にクリーンヒットがないなか、ペレイラは浴びせ蹴りのように倒れ込みながら蹴りを狙い、その立ち際にハイキックを蹴られそうになりタイムアップに。

084R、ペレイラのセコンド=トーマス・スタンリーから「ノーモア・ショータイム。キックボクシング・タイム」という指示が与えられる。バットムンクの左ジャブとペレイラの右ストレートが交錯。

09この距離だと、リーチに劣るバットムンクが打ち負けることなく、右ストレートをヒットさせる。ペレイラは右オーバーハンド、そして左ボディストレートを打ち込むとバットムンクがケージ際を回しテイクダウンを仕掛ける。

10さらに組んでバックを制したペレイラは、ここでケージを蹴ってジャンプ。腹ばいでタッチダウンした時には、バットムンクが既に立ち上がっていた。トーマスが「キックボクシング!!」と絶叫するなか、ペレイラは見事なダックでバットムンクの左をかわし、首相撲へ。

ここは離れて、右ストレート。バットムンクはしゃがんだペレイラにミドルを狙う。顔面に届く位置で必死にブロックしたペレイラはキックボクシングマッチに徹した。

11最終回、ベルトを巻くにはフィニッシュしかないバットムンクは、パンチで前に出て来るペレイラを相手にカウンターを当てても、そこからの追撃が見られない。

逆にペレイラのパンチをケージ前の前でかわしたところでバックにつかれ、左足に続き右足をフックされ腹這いに崩される。そのままRNCでバットムンクはタップアウト。

RNCで一本勝ちしたペレイラはブレイクダンスで勝利を喜ぶが、今後はウェルター級で戦うことが可能なのか。あるいはミドル級に階級を上げるのか、決断する必要がある。また敗れたバットムンクはほぼ完封された形だが、やはりライト級での参戦を望みたい。

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