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【ACB82】ダウンを奪い、奪われ。最大のピンチを三角でしのいだマトスがガラエフに判定勝ち

<63キロ契約/5分3R>
マテウス・マトス(ブラジル)
Def.2-0:29-27.28-27.28-28
ナシュコ・ガラエフ(ロシア)

ガラエフが右ハイ、続いて右前蹴りを見せる。体重超過のマトスが右ローを返すも、間合いを測る慎重が立ち上がりに。ガラエフの右オーバーハンド、マトスは左ミドルハイを繰り出す。後ろ回し蹴りから右ストレートにつないだガラエフは、ローにパンチを合わされる。逆に右オーバーハンドでマトスに尻もちをつかせたガラエフは、前進にフック、ヒザをカウンターで当てていく。

マトスも勢いのある右フックを振るいペースを譲らない。左フックでダウンを奪ったマトスは、立ち上がって距離を取るガラエフの右フックを被弾する。互いにパンチで尻もちをついた初回は、判断が難しいラウンドとなった。

2R、マトスの右ハイキックが頭部を掠めたガラエフがダウン。足を懸命にきかせようとするガラエフを捌いてパンチを落としつつ、ハーフから肩固めを仕掛けたマトスはブリッジに合わせて体をスライドさせる。腕を伸ばして押し返し耐えるガラエフに対し、マトスは自ら技を解く。すぐに立ち上がったガラエフがフックの連打でラッシュを掛けるも、左フックを受けてダウンしパンチ、エルボーの猛攻を受ける。

マトスは鉄槌、左右のパンチを打ち落とし、抑え込みつつ左のパンチを連打させる。サイドで抑えてエルボー&パンチを入れるマトスはマウントを狙うが、ガラエフは足をいれる。ガードに逃れたガラエフにパスを仕掛けたマトスは仕留めきれず、試合は最終回へ。

マトスが左ジャブから右ストレートを当てる。さらに左リードアッパーを繰り出すなど、ダメージが残ってない模様だ。と、右フックを当て体が揺れるマトスに連打でラッシュを掛ける。テイクダウン狙いを切り、ヒザを突き上げたマガエフ。流血のマトスが立ち上がったところでヒザを顔面に入れる。後方に崩れたマトスは、パウンドの追い打ちにヒールを仕掛け、しのいだガラエフがバックを制してパンチを連打する。

前転でガードを取ったマトスは、ガードの中に入ってきたガラエフに三角絞め。頭を引き寄せ、腕を外側に向けてアームロックを狙う。腰を上げたガラエフは胸を張ってクラッチをルーズにすると、取られて手で鉄槌を落とす。足を組み替え、タイトに絞めるマトスだが、ここもガラエフが耐えきりタイムアップ。

ダウンの応酬、パウンドに耐える攻防の末、マトスが2-0の判定勝ちを手にした。勝者は「全ての対戦相手を尊敬している」と話し、敗者は「1キロオーバーの相手だったけど、僕の負けだ。残念だけど、サンパウロのファンに感謝している。できるかりぎのことはした」とコメントした。


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