【UFC100】ダン・ヘン大勝、ビスピンを完全KO
■第8試合 ミドル級/5分3R
ダン・ヘンダーソン(米国)
Def.2R3分20秒/TKO
マイケル・ビスピン(米国)
序盤から激しく前に出るダン・ヘン。右ストレートがビスピンの顔面をかすめる。と、次の一撃がビスピンの顔面を捉えるや、ダン・ヘンは左右のフック、アッパーで攻め込む。大USAコールを受けるダン・ヘンは一旦、息を整えると、ビスピンのパンチのタイミングを計り、思い切りパンチを踏み込んで繰り出す。
そのダン・ヘンのパンチおスウェイでかわし、アッパーを狙ったビスピン。序盤に失ったリズムを取り戻し、ダン・ヘンのボディタックルにもテイクダウンを許さない。コツコツとヒザを蹴りあげたダン・ヘンは、ビスピンのテイクダウン狙いを軽くかわすと、ラウンドの最後に右をヒットさせ、TUFシーズン9コーチ対決の1Rを制した。
2R、初回同様に前に出るのはダン・ヘンに迎え撃つビスピン。そのビスピンは手を出すと、カウンターが待っているためなかなか手数が増やせない。左ジャブを連打するビスピンだが、ダン・ヘンが思い切り振るうパンチの前に継続的な攻撃ができない。すると、ダン・ヘンが思い切り力を込めたフルスイングの右フックがビスピンの顔面を打ちぬき、この一発でビスピンは完全KO状態に。非情なダン・ヘンは、この一発にとどまらず無防備となったビスピンの顔面にジャンプをしながらパウンドを落とす。駄目押しの一発は非常に危険な一発だったが、改めてダン・ヘンの強さを確認させる大勝となった。