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【UFC209】最終回に猛攻、ウッドリーがチェスマッチを2‐0の判定で制す

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
タイロン・ウッドリー(米国)
Def.2-0:48-47.48-47.47-47
スティーブン・トンプソン(米国/1位)

右ジャブを伸ばすトンプソン、オクタゴン中央のトンプソンが右サイドキック。まっすぐ前に出たウッドリーの右をバックステップでかわす。ケージを背負う形のウッドリーにトンプソンが左ミドルハイ、続いてハイを繰り出す。待ちの姿勢のウッドリーは左ローも、前に出ることはできない。トンプソンもプレッシャーはかけるが、手は出さないまま残り2分を切る。

トンプソンは右ハイで牽制し、左ストレートからワンツー。組もうとしたウッドリーに対してスッと距離を取る。トンプソンのパンチに確実に反応するトンプソンが初回を取った。

2R、「待つな」というセコンド=ディン・トーマスの指示があったチャンピオン。初回よりオクタゴン中央に陣取ったウッドリーだが、右ボディ&右ストレートが届かず、結局ケージの前に下がっている。左を2発の伸ばしたトンプソンは右サイドキック、続いて右ジャブをダブルで見せる。テイクダウンの動作も見せないウッドリーに対し、挑戦者もあくまでも慎重な姿勢は崩さない。ウッドリーの右が軽く当たると、トンプソンが右ジャブ。手数が極端に少ないなかで、サイドキックを肩口まで伸ばす。続いてチャレンジャーが左ミドルを蹴ったものの大きな動きのないまま2Rも終了した。

3R、右ローを蹴るトンプソン。ここでウッドリーがシングルレッグでドライブし、腰をコントロールして小外掛けでテイクダウンに成功する。ケージを背に立ち上がったトンプソンに首相撲からヒザ蹴りを入れた王者、トンプソンはボディを殴って離れる。再びプレッシャーを掛けるチャレンジャーは左ボディストレート、左ハイはかわされる。残り90秒を切り、トンプソンが左ストレートを当てる。そして右サイドキックをボディに。構えを変えたトンプソンが、オーソに戻し左ボディを打ち込む。左ボディを続けるチャレンジャーに、ウッドリーが右を届かせる。続く右をかわしたトンプソンがワンツー、左ミドル、左フックを当てた。

4R、距離が近くなった両者。ウッドリーの右ボディにトンプソンは左ミドル。トンプソンは左ストレートを入れ、ウッドリーの前進をステップバックでかわす。そしてワンツーを入れるが、以前手数が少ない。それでも左ストレートから、後ろ回し蹴りを繰り出すトンプソン。ウッドリーは動きがない展開が続く。観客のストレスが高まるなか、トンプソンが左ストレートを見せる。しっかりとパンチを打っては引き戻すトンプソンの左ハイがウッドリーの側頭部をヒット。残り30秒、トンプソンがワンツー。ウッドリーは右ミドルを当てたがラウンドを失った。

最終回、王者が取った可能性のあるラウンドは3Rのみ。ビッグラウンドにする必要のあるウッドリーに対し、トンプソンはどのような手段に出るか。サークリングから左ハイを見せたチャレンジャー。ウッドリーは踏み込めないまま、オクタゴン中央を譲る。右を伸ばしたウッドリーに、トンプソンが左ロー。頭を振って前に出る王者、パンチと前進は連動していない。ダブルレッグ、右フックをかわされた王者がサウスポーに構える。

手を出さずにオーソに戻したウッドリーに対して、サークリングで間合いを確保するチャレンジャー。そして、軽く左を伸ばして移動を続ける。ウッドリーの右は届かず、試合は残り2分を切る。

トンプソンの左ミドルハイ、ウッドリーは右ストレート。続く右ストレートを空振りしたウッドリーにトンプソンは右のフェイク、前に出てきたところで左を入れる。徹底的に王者の一発をバックステップでかわしていたトンプソンだが、残り30秒で右のカウンターを受けて倒れた挑戦者が、背中を向けて立ち上がるが、再びパンチを受けて背中を向けてしゃがみ込む。パウンドを続ける王者。必死に立ち上がったトンプソンだが、最終回は痛恨の10-8になった可能性もある。

となると、47‐47というスコアも考えられるが……結果は、48‐47が2人、47‐47が1人でウッドリーの王座防衛となった。

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