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【Gladiator003】名前の持つ意味。今村豊と対戦、渡部修斗<02>「僕には修斗という名前がある」

Shooto Watanabe【写真】吹っ切れたサラブレッド、その第一歩を和歌山で踏み出す (C)MMAPLANET

5日(日)、和歌山市の和歌山ビッグウェーブで開催されるGLADIATOR003で、今村豊と対戦する渡部修斗インタビュー後編。

以前は父、渡部優一氏の名前を出さるのも、修斗という名前も嫌だった。今ではそんな父と名前をステップアップの要素と捉えられるようになった。

渡部修斗の名前を日本のMMA界に刻み、RIZIN出場を狙う。そのために最短距離でグラジエイターのベルトを狙うと修斗は宣言した。

<渡部修斗インタビューPart.01はコチラから>


──これからですね、修斗選手の新章が始まるのは。以前から聞きたいと思っていたのですが、なかなか機会がなくて……その修斗という名前の意味を認識したのはいつ頃なのですか。

「小学1年生の時に修斗という格闘技から付けたというのは聞いていました。でも、自分で格闘技を始めるとは思っていなかったですし、レスリングをやっている時はこういう総合格闘技は全て修斗って呼ばれていて、修斗っていう競技だと信じていたんです。大会も修斗とDREAMしかないと思っていて」

──それは凄い……。

「PRIDEも知らなかったです。レスリングをやっている時に格闘技を見るのが好きになり、DREAMを見ていました。で、修斗で活躍している選手がDREAMに出場するんだと思っていたんです(笑)。

それが格闘技を始めようと思って色々と調べると、DREAMと修斗だけじゃなかったと知ったんです(笑)」

──しかし、MMAをやろうと思うと修斗という名前は重荷にならなかったですか。

「嫌でした。自分に自信がなかったので、アマチュアから少し強くなったぐらいでも修斗に上がると、凄く周囲から注目されるだろうし……。自分のレベルに合っていない状況になるのは、本当に嫌だと思っていました。

だから修斗は出たくなかったです。でも、今は将来的に修斗に出たいと思えるようになりました」

──そこまで到達したのですね、MMAをやり込んで。

「ハイ。今なら修斗でも戦っていけます。それだけの自信はあります。ただ、今はグラジエイターという舞台に出させていただくチャンスを貰えたので、そこに集中しています。

同じ大会でバンタム級選手権試合もありますし。正直、バンタム級の選手を見ても、全ての出場選手を見てもグラジエイターの選手の中では自分が一番強いので。ちょっと、自信過剰ですかね?」

──良いかと思います(笑)。

「タイトル戦を戦う選手、他の試合に出る選手、タイトルを返上した辻川(凌平)選手よりも、自分の方が上だと思っています。

辻川選手はケガでタイトルを返上しましたけど、彼が治るまで自分は待ちたくないので……。今村選手のことを軽視していることは絶対にないのですが、次の試合で差を見せて勝ってタイトル挑戦をアピールします」

──では、その軽視することのない今村選手の印象は?

「WARDOGで戦ってきて、宇留野道場所属だし、しっかりとした技術を持っている選手だと思います。それでも、自分とはレベルは違う。差を見せて、圧勝してメインで勝った方の選手に挑戦するのは──誰が見ても渡部しかいないと思われるような試合をします」

──今、所属するストライプル新百合ヶ丘以外でも練習することはあるのですか。

「ハイ、ここ以外でGENスポーツアカデミーでケージを借りて上田(貴央)さん、清水俊一選手、ギロチン(齋藤耀)さんや佐々木憂流迦選手やパンクラス、DEEPに出ている選手とも練習しています。そこでもやれているし、自信はあります」

──和歌山での試合、改めてどのような気持ちで臨みますか。

「ホント、色々な風景を見たいんですよね。和歌山に行ったことはないですし、そこでグラジエイターで戦うということは、これまでと違う景色が見られるはずです。関西のお客さんの反応や選手って、こっちと違うと思いますし凄く興味があります。

関西の人達は僕のこと全く知らないだろうし。だからこそ、凄い試合をして一発で僕の名前と顔を覚えてもらおうと思います」

──グラジエイター自体、ここからさらにステップアップするフィーダーショーです。この先をどのように考えていますか。

「まずは次の今村選手との試合で圧勝して、その次の大会でバンタム級チャンピオンに挑戦させてもらって、ベルトを巻きます。

そこから修斗に出て、今、国内で一番大きな大会はRIZINなのでRIZINに出たいです。DREAMに憧れて格闘技を始めたので、ああいう舞台で戦いたい……でも、そこに上がるのは実力だけじゃないですが、僕には修斗という名前があります(笑)。

山本アーセン選手が親子2代の格闘家と言われていますけど、世界で初めての親子2代の総合格闘家は渡部優一と渡部修斗です。そういう話題性が自分にはあるので、他のファイターと違います」

──その名前、お父さんの存在を使えるだけ貪欲になった?

「ハイ。上に行くためなら、何でもやります。昔はオヤジの名前を聞くのも嫌でした。むしろ修斗という名前を隠したくて、リングネームを使いたかったくらいです。

でも、今は修斗の名前に誇りを持っています。この名前以外考えられない。だから、どの団体で試合をしても──修斗に上がっても、渡部修斗で押し通します。修斗という名前を覚えてもらいたい。

なのでグラジエイターでも、僕のことを初めて見る人に名前を覚えてもらいます。短時間だろうが、凄い選手だったと言われるよう差を魅せます。そして、次がタイトル戦だと自信を持って言えるような試合をします」

■GLADIATOR003対戦カード

<グラジエイター・バンタム級王座決定戦/5分3R>
バン・グヮンギ(韓国)
寒川慶一(日本)

<国際対抗戦ウェルター級/5分3R>
レッツ豪太(日本)
キム・ギョンピョ(韓国)

<フライ級/5分2R>
横溝和也(日本)
KAZUHO(日本)

<グラジエイター・ライトフライ級次期挑戦者決定戦/5分3R>
宮城友一(日本)
草信孝謙(日本)

<フライ級/5分2R>
加マーク納 (日本)
和田教良(日本)

<バンタム級/5分2R>
辻川力也(日本)
林優作(日本)

<国際対抗戦 フライ級/5分2R>
NavE(日本)
ヨム・ジャンウ(韓国)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
渡部修斗(日本)

<国際対抗戦ウェルター級/5分2R>
別府敬祐(日本)
ムン・ジュンヒ(韓国)

<フライ級/5分2R>
大前健太(日本)
田代悠生(日本)

<ライト級/5分2R>
SHUNYA(日本)
松岡高史(日本)

<バンタム級/5分2R>
北崎拓実(日本)
三宅輝砂(日本)

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