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【UFC167】GSPがスプリットで防衛も、挑戦者は不満あらわ…

2013.11.17

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>

ジョルジュ・サンピエール(カナダ/王者)

Def.2-1: 47-48, 48-47, 48-47

ジョニー・ヘンドリックス(米国/1位)

気のせいか(?)、上半身が細くなったように感じられるGSP。左ジャブを伸ばし、前蹴りへ。直後に前に出てきたヘンドリックスからテイクダウンを奪ったGSPは、起き上がってくるヘンドリックスにギロチンを仕掛ける。一回転してから起き上がってきたヘンドリックス、胸を合わせてレスリングマッチで、互いにヒザをボディに突き上げるもレフェリーがブレイクを命じる。

ヘンドリックスの左アッパーにシングルレッグを合せたGSPが、ケージに押し込んでダブルレッグに切り替える。ヘンドリックスはケージを背にした状態でエルボーをGSPの頭に落とし、体制を入れ替えるとダブルレッグでテイクダウンを奪取する。立ち上がったGSP、両者が距離を取り直す。GSPのテイクダウンに左ニーを突きだしたヘンドリックス。GSPは右ハイキックから左ジャブを伸ばす。

再びケージ中央で胸を合わせた両者、距離ができるとGSPが前蹴りを繰り出す。残り30秒、左ハイから右ハイを放つGSPに、ヘンドリックスも左を伸ばすが当たらず初回が終了。2R、左ジャブから左ローを見せるGSPは、いつになく蹴りを多用する。ヘンドリックスは左アッパーを打ち込むと、GSPがふらつく。もう一発アッパーを入れ、ダーディボクシングでアッパーを突き上げるヘンドリックス。

そのヘンドリックスがマウスピースをはめるために試合が一時中断する。再開後もパンチから前に出るヘンドリックスが組みつく。ブレイク後、左フック、左ジャブを見せたGSPは、スーパーマンパンチを繰り出す。さらに右ストレートにつなげたGSPだが、ヘンドリックスの左フックをテンプルに受ける。残り1分、ヘンドリックスのアッパー、GSPの右ハイともに軽い。前に出たヘンドリックスにカウンターの右を入れたGSPは、最後は胸を合わせた状態で2Rが終了した。

3R、GSPの右ローで体が崩れたヘンドリックス。そのヘンドリックスの左に、左を返すGSPが右ミドルを入れる。ヘンドリックスも右ジャブから左を入れるが、GSPが左をカウンターで打ち込む。互いに疲れからか、テイクダウンを全く見せないなか、ヘンドリックスの左がヒットするが、足がついてきておらず、それほど威力はないか。

そうなると、GSPのジャブの方がスピードがある。ヘンドリックスの右、GSPの左とジャブが交錯する。残り1分、GSPは右ミドル、ヘンドリックスが組みついてドライブする。残り30秒でテイクダウンを奪ったヘンドリックスが、10秒を残したところで立ち上がったGSPに対し、ポイントメイクでリードしたか。

4R、ヘンドリックスの左ローに左ジャブを入れたGSP。スリップで後方に倒れたGSPから、ヘンドリックスがトップを奪う。クローズドガードのGSPにヘンドリックスが、細かいエルボー&パウンドを落す。苦しいGSP、ヘンドリックスは自らスタンドへ戻る。左アッパーの連打で前に出るヘンドリックスが勢いを取り戻す。

左から右とさらに攻め込むヘンドリックス。右ストレートから組みついたGSPだが、逆にケージに押し込まれる。残り1分、シングルに切り替えたヘンドリックスだが、GSPががぶって体を入れ替える。ヘンドリックスは左を差して、ケージにGSPを押し込み4Rも終了した。

最終回、シングルレッグの態勢でアッパーを受けたGSPはテイクダウンに持ち込めない。抜群のバランス感覚をここにきて発揮したヘンドリックスがGSPをケージに押し込む。キムラから離れたGSPが右ハイを2発打ち込んで、ワンツーからテイクダウンに成功する。体を捻って向き合ったヘンドリックス、GSPはがぶりからボディにヒザを入れる。ここでも左を差し返したヘンドリックスが体を入れ替える。が、GSPも負けてはいない。態勢を入れ替える両者、レフェリーがブレイクを命じる。

ヘンドリックスは肩で息をし、GSPが右ハイを放つが辺りは浅い。再びワンツーから組みついたGSPはシングルでついにテイクダウンを奪う。すぐに立ち上がったヘンドリックスをケージに押し込むチャンピオン。押し返されるとキムラを仕掛けたところでタイムアップに。試合終了と同時に、両手を広げたのはヘンドリックス。肩車されるGSPを横目にヘンドリックス陣営は勝利を確信し大喜びだ。

注目の裁定結果は、スプリットでGSPに。その瞬間、信じられないという表情でヒザから崩れ落ちたヘンドリックス。GSPは「ちょっと記憶がないけど、これまでで一番タフな試合だった。右目もやられて見えなくなってしまって……。バケーションが必要だ。ちょっとグローブを置いて考える必要がある」と明言は避けたが、引退を匂わせた。一方、ヘンドリックスは「僕が勝ったと思う。ジョージはグレートファイター。やってられないけど、また戻ってくるよ。GSPの攻撃は大したものがなかった。リマッチ、もちろん。また同じような試合になるよ」と不満を口にした。

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