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【Grahacn24】クンクメールの凄みを体感しつつ大澤茂樹、快勝。堀は斉藤を秒殺、手塚戦へ

Osawa vs Hakkam【写真】緊張感のあるスタンド戦も見られたが、MMAとしては地力が違った(C)MMAPLANET

7日(日)、東京都江東区ディファ有明でGRACHAN24が開催され、メインではGrachanフェザー級チャンピオン大澤茂樹が、カンボジア版ムエタイ=クンクメール出身のハッカムノーイ・エスジムと対戦。独特の打撃にあわやという場面も見られたが、テイクダウンで乗り切り、セミでは初出場となった堀友彦がタイトル挑戦経験のある斉藤洋二を秒殺。この日、手塚基伸がベルトを返上した前バンタム級チャンピオンの手塚基伸との対戦をアピールした。


<GRACHANフェザー級/5分2R>
大澤茂樹(日本/フェザー級王者)
Def.3-0
ハッカムノーイ・エスジム(カンボジア)

Osawa vs Hakkam01思い切り左足を前に出した、低い姿勢のワイドスタンスのハッカムノーイ。大澤とともにまずは距離を測るかのようなローを蹴っていく。そして、ハッカムノーイが右のロング・オーバーフックを打ち込むと、大澤が吹き飛ばされるように後方にバランスを崩す。追い打ちを掛けるハッカムノーイにダブルレッグでテイクダウンを奪う。

Osawa vs Hakkam02強烈な打撃とは対照的に、寝技の修練度はまだまだ低いハッカムノーイはサイドを取られた状態でケージウォークやブリッジと力を使った反抗を見せるだけ、ヒップエスケープから足を戻すということはできない。ただし、大澤もそのパワーを目の当たりにしてスタンドへ戻せないと直感したのか、振りの大きなパウンドを落とすことができないまま初回を戦い終えた。

2R、大澤のテイクダウン狙いを切ったハッカムノーイが、非常に低い姿勢で右を伸ばす、さらに左フックに右をインサイドから合わせていく。ここでダブルレッグから右腕でワキをさしてテイクダウンに持ち込んだ大澤。ところがハッカムノーイは右手をマットに着けただけで立ち上がってしまう。続く大澤のダブルを切ったハッカムノーイ、がぶりは力まかせで振り切った大澤が左ヒザを顔面に突き刺す。

Osawa vs Hakkam03離れた両者、ハッカムノーイのプレッシャーにケージに下がった大澤の左ハイは力がなく、右ストレートが伸びてくる。ここで大澤は命綱となるダブルレッグからボディロックでテイクダウンに成功。クローズドガードのハッカムノーイは上から殴られて下からヒジ打ち、そしてパンチを伸ばすことでやられているという意識はないようだ。

Osawa vs Hakkam04観客席から「ソーサイ、ガンバレ」という声を後押しされるように、下から打撃を入れるハッカムノーイ。大澤も立ち上がってくることがないという判断か、上半身を起こして強めのパウンドを落とす。そのままスタンドに戻ることなく、試合は終了。ハッカムノーイは3Rがあると思っていたような素振を見せていたが、判定は大澤が危なげなく勝利をモノにした。

余りにも粗削りなハッカムノーイだが、その打撃の強さは脅威。MMAを覚えることで、打撃の威力が削がれるのか、伸びるのは分からないが、また見たい選手であることは間違いない。

Hori vs  Saito<バンタム級/5分2R>
堀友彦(日本)
Def.1R0分25秒by RNC
斉藤洋二(日本)

Hori vs  Saito 02試合開始直後に堀の右足にシングルレッグを仕掛けた斉藤。これを察知していたように右に回り込みながら受けて、そのままバックを窺う堀。斉藤とケージの間に回り込むとRNCの形を取ってグラウンドへ。タイトに絞め上げてから足をフックした堀の絞めで、斉藤が落ちて一瞬にして試合は決した。

バンタム級タイトルに挑戦したことがある斉藤を秒殺した堀は、「タイトルに挑戦したことがある斉藤選手に勝ったので、僕もタイトル戦を──、そのまえに手塚選手と戦いです」と、この日バンタム級王座を返上した手塚基伸との対戦をアピール。ケージサイドの本部席に陣取っていた手塚は「いつやりますか? 10月? 12月?」とこれに反応。すると堀は他人事のような軽い口調で「じゃぁ10月でお願いしまぁす」と応え、観客席から笑いを誘っていた。

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