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【Bellator158】初の英国大会、注目はベラトールのワンダーボーイ=マイケル・ペイジ!!

Page【写真】メインとセミ同様に見逃せないのが、マイケル・ペイジとサイボーグの一戦だ (C)BELLATOR

Bellatorにとって初の英国大会となるBellator 158「London」が、16日(土・現地時間)にロンドンのO2アリーナで開催される。同大会のメインはウェルター級のポール・デイリー×ドゥグラス・リマ、セミではマット・ミトリオン×オリ・トンプソン戦が組まれている。


本来、デイリーはUFC時代に試合終了後にパンチを入れ、リリースされた時の因縁の相手ジョシュ・コスチェックと対戦予定だったが、コスチェックの負傷でラバーマッチは流れ、前ベラトール世界ウェルター級王者リマとの対戦が決まった。

デイリーと同様に打撃系のリマだが、ローでKO勝利を経験するなどよりソリッドな戦いをする。離れては倒せるローで牽制すると同時に距離を測る。そしてデイリーに負けない破壊力を持つパンチもあれば、接近戦では首相撲からのヒザ蹴りも大きな武器になる。一発の威力でデイリーに負けず、丹念に組み立てられた戦術を駆使して戦うことができる強豪だ。

その一方で、リマはデイリーのような恐れ知らずのファイターと戦い、想定外の事態に陥った時に力を発揮できない嫌いがある。つまりはこの勝負、リマがデイリーの力をどこまで想定しているのか──試合前から勝負は始まっている。

またセミにはUFCから転じたミトリオンが出場、オリ・トンプソンと対峙する。同じトンプソンでも、ジェイムス・トンプソンがキンボ・スライスに8年越しのリベンジを挑む一戦が組まれていたが、7月6日にキンボが急逝。ジェイムス・トンプソンの出場はなくなった。豪快で分かりやすいファイトはイベント処女地には欠かせない、そこで6月24日に逆転KO勝利を収めたばかりのミトリオンの出場と相成った。

そんなセミとメインが組まれた同大会で要注目はマイケル・ペイジだ。キャリア10勝0敗、6試合が打撃でKO、3試合が関節技で一本勝ちというフィニッシャー、何よりも華のあるファイトを展開する。ペイジの構えはガードはなく両腕をダラリと下げ、スタンスが広く重心が低い。ノーガードでバックステップ&スウェイバックを駆使して、相手の攻撃をかわし、トルネードキックと呼ばれる空中二段蹴り、右ストレートやアッパーで華麗なKOを勝ち取ってきた。

実父が南派少林拳を代表する劉家拳の師範代で、幼少期より父の教えを受けてきた彼は、相手の攻撃を受けない──ことを軸に、その結果距離とタイミングに長けた打撃を身に付けるようになった。コンペティションでもセミキックでWAKO世界王座になっており、ベラトールのワンダーボーイ・スティーブン・トンプソンという見方もできる。

加えて直近の試合となる4月のジェレミー・ホロウェイ戦など、相手の足関節狙いを切り返してトゥーホールドを極めるなど、判断力の良さを組み技でも見せている。ベンソン・ヘンダーソンに圧勝したベラトール世界ウェルター級王者アンドレイ・コレシュコフへの挑戦も本格的に視野に入れ始めたペイジの対戦相手はエヴァンゲリスタ・サイボーグ。彼もまたフェルナンド・ゴンザレスが就労ビザを取得できず、代役出場が決まった。

サイボーグは4月にブレナン・ワードをヒールで下したものの、5月にサヤッド・アワッドに足関節を防がれパウンドで敗れており、連敗は許されない状況でペイジ戦を迎える。パワフルな打撃にも定評があるサイボーグは、2006年にケージレイジで英国MMA史上に残る名勝負を謳われるメルヴィン・マヌーフ戦を戦っており、より注目度が上がったペイジの凱旋マッチとなる。

サイボーグを一蹴すれば、もうペイジの世界王座挑戦は間違いなく当確。ベラトールのワンダーボーイ──要注目だ。

■ Bellator158対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
ポール・デイリー(英国)
ドゥグラス・リマ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
マット・ミトリオン(米国)
オリ・トンプソン(英国)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・ペイジ(英国)
エヴァンゲリスタ・サイボーグ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ジェイムス・ギャラガー(アイルランド)
マイク・カッティング(英国)

<ライトヘビー級/5分3R>
フランソワ・カルモン(フランス)
ウーカス・クリンガー(ポーランド)

<フライ級/5分3R>
ピエトロ・メンガ(英国)
スペンサー・ヒューイット(英国)

<バンタム級/5分3R>
ルイス・エンリケ・トスタ(英国)
ディーン・ガーネット(英国)

<ミドル級/5分3R>
ジェイソン・ラドクリフ(英国)
ジャック・メイソン(英国)

<フェザー級/5分3R>
チェイス・モートン(英国)
ダニー・ミッチェル(英国)

<ミドル級/5分3R>
マイク・シップマン(英国)
リー・チャドウィック(英国)

<ミドル級/5分3R>
アレックス・リード(英国)
マヌエル・ガルシア(スペイン)

<ヘビー級/5分3R>
ニール・グローヴ(英国)
ジェイムス・ムヘロン(英国)

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