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【JBJJF】全日本マスターで、アマゾン、シュレック、BOSSらが優勝

Amazon【写真】ムンジアル帰りのアマゾンが、マスター選手権で早速優勝。新たなる挑戦に向かい始めた (C)TSUBASA ITO

3日(日)、愛知県武道館で「第1回全日本マスター柔術オープントーナメント」が開催された。世界選手権帰りの杉江アマゾン大輔の出場や、Ground Impact東日本選手権、同西日本選手権を制している関根“シュレック”秀樹が3週連続で優勝を飾るなど、見どころが多い大会となった。
Text by Tsubasa Ito


世界選手権2016に出場した杉江アマゾン大輔が、マスター2黒帯フェザー級にエントリーし、大きな注目を集めた。初戦を小手絞りの秒殺で勝ち上がると、決勝戦ではALIVE時代の同期・小山貴之と初対決。杉江が引き込んでカラードラッグの体勢となり、そのまま送り襟絞めで一本勝ち。貫録の優勝を飾った。

Kusanoまた、今回はオープンクラスに多くの強豪が集った。マスター1黒帯オープンクラス決勝戦は、同黒帯ミディアムヘビー級決勝戦に続き、草野レアンドロ・デ・ソウザと、アサオ・エベウトン・ラモスの再戦となった。草野が流れるようなスイープとパスガードで5点を奪うと、最後はヒザ十字固めで一本勝ち。ミディアムヘビー級に続き、オープンクラスも制した。

Sekine黒帯最多の12名がエントリーしたマスター2黒帯オープンクラスは、同ウルトラヘビー級を制して勢いに乗る、関根“シュレック”秀樹が快進撃を見せる。準決勝では3週連続の対戦となった伊東元喜を返り討ちにし、ウルトラヘビー級決勝戦に続き、榊原和正と頂点を争った。関根が引き込み、クローズドガードの体勢へ移行してスイープを狙うも、これは不発に終わる。

一度立ち上がってふたたび関根が引き込む展開となったが、互いに譲らぬまま時間が経過。試合終盤にはスタンドの攻防から両者ともにテイクダウンを狙ったが、ポイント0-0でタイムアップ。レフェリー判定3-0で関根が優勝を飾った。

マスター3黒帯オープンクラスは、上山直也とダニエル・ビラルパンドが黒帯ミディアムヘビー級決勝戦に続き、優勝を争った。試合開始直後にビラルパンドが引き込み、パスを狙う上山とスイープを狙うビラルパンドという展開に。上山がサイドポジションへ移行しようとするも、ビラルパンドは上山の足を抜かせない。すると上山がビラルパンドの左足を取り、そのままヒザ十字固めで一本勝ち。ミディアムヘビー級に続き、2階級制覇をはたした。

Bossマスター5黒帯オープンクラスは、クラブ・バーバリアンの福本吉記の強さが際立った。和田肇と激突した決勝戦では、引き込んでからスイープ、すかさずニーオンザベリーで4点を獲得すると、その後もスイープとパスガードで得点を加算し、ポイント9-2で完勝。黒帯フェザー級に続き、こちらも2階級制覇をはたした。

19のカテゴリーで争われた黒帯を中心に、熱戦が繰り広げられた今大会。この熱気は、7月24日の全日本選手権へと続くことだろう。

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