【UFC199】オルテガがアウトボクシングでペースを掴み、ヒザ蹴りでグイダにTKO勝利
<フェザー級/5分3R>
ブライアン・オルテガ(米国/12位)
Def.3R4分40秒by TKO
クレイ・グイダ(米国)
上体を揺らして前に出ていくグイダ。飛び込むような左フックでオルテガに尻餅をつかせる。オルテガに間合いを測る余裕を与えないグイダはジャブをついて右フック、ダブルレッグからオルテガをケージに押し込む。オルテガの左足を持って押し込んだままパンチを打ち込むグイダ。オルテガが距離を取ると、すぐさまジャブ、ワンツーで前に出ていく。
ここまでグイダのプレッシャーに下がる場面が多かったオルテガも、グイダの突進に右ストレート・左フックを合わせる。残り1分過ぎ、グイダが右ストレートから左フック、オルテガもバックスピンキックを繰り出す。大きな差はないものの、グイダのアグレッシブさが目立つラウンドとなった。
2R、ジャブをついて距離を取るオルテガ。グイダはオルテガの蹴り終わりにダブルレッグを狙うが、オルテガはそれを切る。オルテガはジャブ・左ミドルでグイダの出鼻をくじき、グイダの突進をバックステップでかわす。グイダも右ロー・右ストレートから左フック、タックルに入るタイミングをうかがう。
構えをスイッチして右ジャブ、アッパー気味の左を突き刺すオルテガ。グイダのダブルレッグにもしっかりと対処する。なかなか有効打が出ないグイダだが手数を減らすことなく攻撃を出し続ける。オルテガはサウスポーから左アッパー、さらにバックスピンキックをボディに狙う。1Rとは違い、オルテガのアウトボクシングが光るラウンドだった。
3R、オルテガは小刻みに構えをスイッチして前手のジャブを突く。グイダが前に出るとバックステップで距離を取り、奥手のストレートにつなげる。ラウンド中盤までこの攻防が続き、オルテガが試合をコントロールする。
後半はオルテガが前に出て左ストレートとバックスピンキック。右アッパーを当てて飛びヒザ蹴り、徐々に攻撃の手数を増やすと下がるグイダに右のヒザ蹴りを一閃。これでグイダが後方に倒れ、レフェリーが試合をストップした。