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【WJJC2016】茶帯ライトフェザー級の頂点を目指す嶋田裕太 「笑顔で帰る。自信はあります」

Yuta Shimada【写真】1年間の成長を胸、過去最高レベルのトーナメントに臨む嶋田裕太 (C)MMAPLANET

2日(木・現地時間)からカリフォルニア州ロングビーチのカリフォルニア大ロングビーチ校内ピラミッドで始まった柔術世界選手権。大会2日目となる明日3日(金・同)には、茶帯ライトフェザー級に嶋田裕太が出場する。

2013年の世界大会初挑戦は紫帯で準優勝、一昨年は同じく紫帯で3位、昨年は茶帯で3位。3年連続で表彰台に乗りつつも、悔しい想いをしてきた嶋田が今年に賭ける意気込みを語った。

「昨日、LAに着いて凄く体調は良いです。代謝も良くて、朝起きると900グラム体重が落ちていました。普段通りなので、気分も体もストレスを感じていないです。

これまで表彰式で隣に立つ選手の帯が上がるのを見てきたので、あの悔しい想いはもうしたくないです。優勝して金メダルを日本に持って帰り、応援してくれた人が喜んでくれるシーンばかりを思い浮かべています。

去年と今の僕ではまるでスタイルが変わりました。去年、やっていたことができないくらいに変わったんです。今のスタイルの方がしっくりきています。去年はトップではギィ・メンデス、ガードはマルセリーニョの動きを取り入れていたのですが、今はトップでもマルセロ・ガウッシアのように動きます。試合の流れも、全て真似するつもりでいます。立ち技もマルセリーニョは強いですから、いつもイメージしています。そうすれば強くなれると信じてやってきました。

モダン柔術を相手にもマルセリーニョ流で対応し、驚くことなく戦える自信もあります。安定感が去年より増しました。これまでは攻撃し続ける、攻めきるという戦いをして受けに回ると脆い面がありました。でも、最近はディフェンスとオフェンス、切り替えることができています。今回、優勝するには5度勝たないといけない。そしてレベルも過去最高です。そのなかで安定感が出てきたのは大きいです。

相手の向こう側に観客席、レフェリーがいて得点版がある。ずっと試合をイメージして練習してきました。パン選手権の時にも、その成果を感じることができました。今回は練習通りの動きをする――ことで行けるんじゃないかと思います。

海外ではなかなか勝てていなくて、パンで負けた時も『また負けちゃったんだね』という雰囲気になっていました。負けて帰国すると、皆に合わせる顔がなくて道場へ向かうのも足が重くなります。今回は笑顔で帰りたいですし、自信もあります。期待していてください」


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