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【JBJJF】第4回東日本柔術&第5回全日本ノーギ。北九州からの挑戦=江端講平 「敢えてノーギに──」の理由

Kohei Ebashi【写真】道着のためにノーギに力を入れるという逆転の発想も工夫の表われ。今年は東日本の頂点に立てるか──江端講平(C)JBJJF

22日(日)、東京都台東区の台東リバーサイドスポーツセンターにおいて「第4回東日本柔術選手権&第1回東日本キッズ選手権&第5回全日本ノーギ柔術選手権」が開催される。東日本選手権&全日本ノーギ選手権は、ともにアダルト黒帯フェザー級が激戦区となる見込みのなか、一人の柔術家がその中心となりそうだ。
Text by Takao Matsui

「地方だからこそ生まれたテクニックを今年も用意しています」。

北九州市小倉にあるBOHEMIANSに所属する江端講平は、そう言って不敵に笑った。ネットが発達している現在において、地方へ技術が広まるタイムラグは縮まってきているとはいえ、トップ選手が集まりやすい大都市に比べるとやはりハンデは少なからずある。その差を埋めるためには、ネット動画などの研究を怠らずに周りのレベルアップを図ることにあるという。

「首都圏だとトップクラスの選手が中心に集まってみんなで研究しながら吸収していっていると思いますが、地方では中心になる人が一人いて、周りに強い人を少しずつ増やしながら突き詰めていくことが多いのではないでしょうか。そんな中でも、地方ならではの独自のテクニックが生まれることがあります。これが地方の大きな武器ではないかなと個人的には思っています」

実際に江端は、これまでとは違うテクニックを駆使して勝ってこともあるそうだ。大会の模様がネット配信される中で、「独特の技術ですね……」とコメントされたこともあり、北九州の策士としての名が広まることもあった。そうしたオリジナル技が、1年に1回のペースで見つかるというのだから面白い。2012年のアジア選手権ライトフェザー級準優勝の肩書を筆頭に、昨年は『全日本ノーギ選手権&東日本選手権』ともに2位入賞という実績も相まって、今年こそ優勝という期待が高まっている。その鍵を握るのは、先述した見たこともないテクニックになるのかもしれない。

江端は今年も全日本ノーギ選手権と東日本選手権の黒帯フェザー級にエントリーしているが、メインになるのはノーギだという。

「前回は、道着がメインでノーギは『出てみようか』という意識でした。でも、今年は逆です。僕は道着を使った技が得意なんですけど、あえてノーギに挑戦することによって、道着の試合でももっとうまく相手をコントロールできるようになれると思っています。全日本大会やアジア選手権の優勝が今年の目標ですが、今回の大会で経験を積んでいい弾みにしたいです。みなさん強い選手ばかりなので、あまり自信はありませんけど」と江端は、遠慮しながらも抱負を語る。自信があるかないかはともかく、勝つための戦術を磨き続ける自由人(ボヘミアン)の江端が、今大会の中心になることは間違いない。

ちなみに江端は、大会の翌週の29日(日)、今年4月18日に発生した平成28年熊本地震の復興支援チャリティセミナーに参加する予定。前プロ修斗世界ウェルター級王者でマスタージャパンの弘中邦佳代表、香港柔術代表でマスタージャパン福岡のインストラクターを兼任する荒牧誠氏、パラエストラ博多の泊憲史代表、そして江端と豪華な面々が揃っている。こちらのセミナーも反響がありそうだ。

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