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【JBJJF】東京オープン&全日本ノーギ ノーギ・ライト級&オープンをカルペディエムがクローズアウト

Light podium【写真】ノーギ・ライト級の表彰台。決勝がクローズアウトで岩崎&世羅が優勝と準優勝を分け合った(C)BJ KEN & JBJJF

18日(日)、東京都練馬区の光が丘体育館で日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF)主催の第6回東京柔術オープントーナメントと第6回全日本ノーギ柔術選手権が同時開催された。
Text by Tsubasa Ito


BJJ & Wrestlingさらに初の試みとして、練馬区レスリング協会主催のレスリング区民大会も共催され、開会式では練馬区レスリング協会会長で練馬区議会議長の田中ひでかつ氏、菅原一秀衆議院議員が中井祐樹JBJJF会長とともにあいさつを行った。

Light Featherまず東京柔術オープンが行われ、アダルト黒帯で唯一行われたライトフェザー級は、對馬進悟と大西巧之のワンマッチ決勝となった。パスガード狙いの大西がアドバン3を重ねるも、決定打はなくポイント0-0で迎えた試合終盤。

對馬のハーフガードを抜け、大西がパスに成功する。立て続けにニーオンザベリー、マウントポジションで得点を加算。そのまま大西がポイント9-0で優勝を決めた。

Brown middleアダルト茶帯ミドル級は、山脇悠佑と渡辺和樹が決勝へ駒を進めた。開始早々、渡辺はスイープで2点を先取。渡辺は足関節を狙いながら、トップから試合をコントロールする。終盤には山脇のハーフガードをかいくぐり、渡辺がパスガードを成功させて3点を追加。終始、試合を優位に運んだ渡辺がポイント5-0で勝利を収めた。

Brown Openアダルト茶帯オープンクラスは、同ミドル級に続き山脇と渡辺が決勝で再戦。渡辺が引き込むと、トーホールドを狙い山脇の足を取る。コート際の攻防で山脇が場外へエスケープする形となったため、渡辺に2点が入る。

その後も渡辺の攻勢は続き、パスガードを成功。ミドル級と同じくポイント5-0で山脇に連勝を収め、2階級制覇を達成した。

Iwasaki Kimura続いて行われた全日本ノーギ柔術選手権は、さきのムンジアルでルーカス・レプリを相手にアドバン1差のせめぎ合いを見せた岩崎正寛が、アダルトエキスパートライト級に出場した。初戦で山脇悠佑と対戦した岩崎は、テイクダウン、パスガードで5点を奪うと、最後はアームロックで一本勝ち。順当に決勝へ駒を進めた。

もう一方のブロックは、世羅智茂が新村康行にポイント21-0の大差で完勝。決勝はCARPE DIEM同士の顔合わせとなったため、優勝は岩崎、準優勝は世羅でクローズアウトとなった。

Featherアダルトエキスパートフェザー級は、江端講平が快進撃を見せた。鹿糠友勝との初戦を腕十字で一本勝ち、吉竹哲也との準決勝をポイント10-0で突破すると、決勝では寒河江寿泰と対戦。下から腕十字を狙い、これを嫌った寒河江の体勢が崩れた際にスイープを成功させた江端が、幸先よく2点を先取。その後もパスガード、マウントポジションを立て続けに成功させ、序盤で試合を決定づける。さらにスイープとパスガードで得点を加算し、ポイント14-0で圧勝を収めた。

Middleアダルトエキスパートミドル級決勝は、出花崇太郎とデビッド・ガルモの争いとなった。出花がテイクダウンで2点を先取すると、パスガード、ニーオンザベリーで7-0と試合をリードする。対するガルモはスイープとバックコントロールで6点を奪い猛追を見せるが、出花が7-6で逃げ切り優勝を決めた。

Open17名がエントリーしたアダルトエキスパートオープンクラスは、世羅智茂、デビッド・ガルモ、ハイサム・リダ、トーマス・ミッツのCARPE DIEM勢がベスト4に進出。クローズアウトで表彰台を独占することに成功した。団体成績でも優勝を収めるなど、CARPE DIEM勢の活躍が目立った大会となった。

■第6回東京柔術オープントーナメント 主なリザルト

【アダルト茶帯フェザー級】
優勝 石毛倫太郎(CARPE DIEM)
準優勝 石田浩(頂柔術)

【アダルト茶帯ミドル級】
優勝 渡辺和樹(CARPE DIEM)
準優勝 山脇悠佑(ネックス)
3位 鈴木章王(リバーサルジム新宿Me,We)

【アダルト茶帯オープンクラス】
優勝 渡辺和樹(CARPE DIEM)
準優勝 山脇悠佑(ネックス)
3位 片石健太(ねわざワールド)
3位 石田浩(頂柔術)

【アダルト黒帯ライトフェザー級】
優勝 大西巧之(リバーサルジム川口リディプス)
準優勝 對馬進悟(リバーサルジム新宿Me,We)

■第6回全日本ノーギ柔術選手権 主なリザルト

【アダルトエキスパートルースター級】
優勝 長谷部悠(リバーサルジム新宿Me,We)

【アダルトエキスパートライトフェザー級】
優勝 八田亮(ストライプルオハナ)
準優勝 島袋力(奄美ブラジリアン柔術クラブ)
3位 上田直毅(パラエストラ東京)
3位 江木伸成(藤田柔術)

【アダルトエキスパートフェザー級】
優勝 江端講平(BOHEMIANS)
準優勝 寒河江寿泰(高田馬場道場)
3位 吉竹哲也(パラエストラ東京)
3位 池田和義(バルボーザジャパン東京)

【アダルトエキスパートライト級】
優勝 岩崎正寛(CARPE DIEM)
準優勝 世羅智茂(CARPE DIEM)
3位 新村康行(グラスコ柔術アカデミー)
3位 山脇悠佑(ネックス)

【アダルトエキスパートミドル級】
優勝 出花崇太郎(総合格闘技道場コブラ会)
準優勝 デビッド・ガルモ(CARPE DIEM)
3位 福岡直也(パラエストラ千葉)
3位 高木翔太(柔真會)

【アダルトエキスパートミディアムヘビー級】
優勝 トーマス・ミッツ(CARPE DIEM)
準優勝 神田崇広(GRABAKA柔術クラブ)
3位 藤澤優作(空手道禅道会小金井道場)
3位 早川晶(X-TREME EBINA)

【アダルトエキスパートヘビー級】
優勝 ハイサム・リダ(CARPE DIEM)
準優勝 西村刀(トライフォース柔術アカデミー)
3位 サニ・ウェフベJr(Endure Bjj)

【アダルトエキスパートオープンクラス】
優勝 世羅智茂(CARPE DIEM)
準優勝 ダビッド・ガルモ(CARPE DIEM)
3位 ハイサム・リダ(CARPE DIEM)
3位 トーマス・ミッツ(CARPE DIEM)

【団体成績】
優勝 CARPE DIEM
準優勝 ストライプルオハナ
3位 パラエストラ池袋

※印は1名エントリーでの優勝

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