【UFN87】ATTでボクシングを強化?! 堀口恭司がシーリーと対戦。リアル・サムライの刀の切れ味は!!
【写真】ボクシングの上達がこれまでの間合いをさらに強力にしているのか。あるいは組みへの入り口となっているのか。非常に楽しみなATT所属の堀口だ (C)MMAPLANET
23 日(水)、UFCより5月8日(日・現地時間)、オランダのロッテルデムはアホイ・ロッテルダムで開催されるUFN87「Overeem vs Arlovski」に堀口恭司が出場し、ニール・シーリーと対戦することが発表された。
シーリーはキャリア16勝11敗、36歳のアイルランド人ファイターでUFCでは3勝2敗の戦績を残している。ボクシング、そしてスプロールに強いという職人的な雰囲気の持ち主のシーリーとの戦いは、堀口にとって昨年9月の日本大会=チコ・カムス以来の試合となる。
昨年12月の短期滞在を経て、1月よりフロリダのATTに長期滞在&トレーニング中の堀口がこの間の経験をどのように実戦の場で見せることができるか。ATTで指導している元UFCファイターのディン・トーマスは「キョージは凄い。打撃は強力だし、レスリングも強かった。寝技だってどんどん吸収している。何よりボクシングが上達しているんだ。これまでのカラテにボクシングの動きを加え、打撃がまた強烈なことになっている」と絶賛。
元々、グラップリングを全面的に強化できることが米国でのトレーニングの主目的で、打撃はカラテ力を如何に持続させられるかが、長期滞在の課題であった堀口。ここでボクシングという手の圧力が加わっているとすれば、どのような間合いやタイミングで戦うようになっているのか非常に興味深い。
なおトーマスによると、堀口はATTのメンバーと趣味である釣りへ行き、釣り上げた魚をリリースする際に一礼したことで、「リアル・サムライ」と呼ばれているそうだ。リアル・サムライがどのように刀を抜くようになったのか、楽しみなシーリー戦だ。