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【Pancrase271】砂辺が阿部との激闘制し、初代ストロー級王者。事実上ののび太戦アピール

Sunabe【写真】初代ストロー級KOP王者となった砂辺はパンクラスでの内藤のび太戦をアピールした(C)MMAPLANET

<ストロー級初代王座決定戦/5分5R>
砂辺光久(日本)
Def.2-1:48-47, 48-47, 47-48
阿部博之(日本)

両者、間合いを取る序盤。砂辺がヒザのフェイントを見せる。サウスポーの阿部は右に寄れる砂辺の動きを警戒してか距離を詰めることができない。その阿部が左を振るいながら前に出ると、砂辺がスッと下がる。阿部の左、砂辺が右を伺うなか阿部がワンツーで前に出る。左から右、そして右を入れた阿部が前進を続け、さらに左を打ち込んでいく。ヒザから前出でた砂辺に反応できた阿部は、終盤にダブルレッグで一気にテイクダウンに成功。足をすくって腕十字狙いの砂辺に勢いよくパウンドを落とした阿部が3票取った。

2R、序盤は再び距離の取り合いという展開となり、砂辺のワンツーをよけた阿部が左を振るう。前蹴りを入れた砂辺に組み付いた阿部がバックへ。砂辺は後方に思い切りヒジを振るう。胸を合わせた状態になると、砂辺が阿部をケージに押し込んでいく。離れて打撃戦――と思いきや組んだ阿部がバックを取って後方へテイクダウン。すぐに砂辺も立ち上がり、腕をはがしに掛かる。クラッチしたまま砂辺をケージに押し付ける阿部は、砂辺のキムラクラッチに対してテイクダウン。そのままクラッチを支点にしてバックマウント、後方から左右のパンチを入れてラウンドを連取した。

3R、場内に砂辺コールと博之コールが交錯するなか、阿部の左ストレートがヒット。続く左に砂辺も右を返し、蹴りを放つ。足をキャッチした阿部は振り上げて、バックに回りこみ足を払っていく。離れた両者、砂辺が左ローから左を入れて、左右のフックへ。阿部のテイクダウンを切った阿部が右を伸ばしたが、またも組まれてバックを許す。ラウンド死守には倒されたくない砂辺は胸を合わせて離れることに成功する。動きが落ちた阿部だがローを蹴りこむ。さらに右から左ストレートを放つ阿部の体が流れる。砂辺はここで右ストレートからワンツー、テイクダウン狙いをスプロールしフックの連打で前に出る。ケージに詰まった阿部にパンチを入れ、首相撲からヒザを突き上げた砂辺がジャッジ2人の指示を得て、もう一人は阿部のラウンドとした。

4R、慎重な両者。阿部が左ミドル、さらにもう一発を三日月蹴りのように入れる。砂辺が右ローを蹴りこむと、阿部が右ストレートで前に出る。手数が極端に減り、一つの攻防が大切になってくるなか、砂辺が右ミドルをガードの上から勢いよく蹴っていく。蹴り足をキャッチされそうになり、懸命に下がって離れた砂辺に対し、追いかけなかった阿部は続く右ハイを被弾したそうになりながらキャッチも組みつくことはできない。直後に組んでバックに回った阿部だが、砂辺はすぐに距離を取り直す。阿部は左ストレートから右、砂辺はヒザを繰り出し緊迫の5分間が終了――、ジャッジは3者揃って砂辺のラウンドとした。

最終回、まさに勝負を決めるラウンドはまず砂辺が右ハイを見せる。阿部は右フックで前に。砂辺は右アッパー、対して阿部は右フックを返す。先手を打つのは砂辺か。とデカゴン中央で阿部が組んでバックに回る。胸を合わせた砂辺をケージに押し込む阿部だが、倒すことはできない。砂辺は右を振って前へ。阿部はついにシングルで尻餅を一瞬つかせる。立って離れた砂辺が右フックをヒット。阿部のテイクダウン狙いをスプロールして前に出ると、再び右を打ち込む。残り1分、それでも手が少ない両者。残り20秒になって、阿部がシングルからバックを取って後方に投げ、そしてテイクダウン。そのままバックを取った阿部だが、両足はフックできず。

5Rのジャッジの判断が勝敗の行方を決する。ジャッジ2人が48-47で砂辺を支持し、初代ストロー級王者に輝いた。新チャンピオンは「日本で一番軽い階級のチャンピオンになりました。もう一人、日本にチャンピオンがいて世界王者を名乗っているヤツがいる。そいつとパンクラスのリングでやりたい」と話した。

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