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【UFC190】「ジ・ウ・ジ・ツッ!!」、7連勝のマグニーに何もさせずマイアがRNCで一本勝ち

<ウェルター級/5分3R>
デミアン・マイア(ブラジル/6位)
Def.2R2分52秒by RNC
ニール・マグニ―(米国/14位)

脅威のオクタゴン7連勝中のマグニーが、ついにトップ集団の1人マイアと対戦。喧嘩四つの両者、ジャブの応酬からマイアがシングルで組み付き、一旦引き込むもすぐに起き上がってテイクダウンへ。直後にマウントを奪いエルボーを落とす。マグニーはブリッジで一旦はマウントを逃れるが、マイアはすぐにポジションを取り返す。パンチを連打し、下にならないように足を捌いてステップオーバー、トップをキープする。

3度目のマウントはすぐに足を戻されたが、マグニーは立ち上がることができない。足を戻されてはマウントを取り返し鉄槌&パウンドを連打するマイアに対し、マグニーもとにかく粘る。上体を起こしてワキの下に頭を入れたマグニー、マイアはここでもマウントをキープし腕十字狙いへ。一度はエルボーに移行したが、ステップオーバーから腕十字。クラッチを離さないマグニーに鉄槌を落としたマイアが、初回を圧倒した。

初回を取ったマイアだが、2R以降スタミナを消耗するケースもあり予断を許さない。と、マイアは開始早々にダブルレッグでテイクダウンを奪取しマウントを狙う。一旦はサイドに入ったマイアを強引な横三角で捉えようとしたマグニーだが、簡単にマウントを許してしまう。懸命にハーフには戻すが、スタンドに戻れないという状況が続くマグニーは、またもマウントを許してしまう。左のパンチを入れ、バックに待ったマイアが両足をフック。パンチを入れてRNCを狙うマイアは、一気に両腕を組む。アゴの上から絞められるマグニーが、ここで観念したようにタップ。これがUFCのトップファイターの力か、あるいは手が合うということか。マイアがマグニーに何もさせず、一本勝ちで3連勝とした。

「ブラジリアン柔術のため、皆に戦った。これが僕のマーシャルアーツだ。スペースを見つけたRCNを仕掛けた。凄くパワーがあったけど、自分の柔術を信じたんだ。ジウジツッ!!」とマイアは勝利の雄たけびをあげた。

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