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【WSOF02】最後は精神戦、ビルフォートがマクレー振り切る

2013.03.24

<ウェルター級/5分3R>
ダニーロ・ビルフォート(ブラジル)
Def.2-1:29-28, 29-28, 28-29
クリス・マクレー(米国)

右ローから左ジャブを伸ばすマクレー。そのまま組みついてビルフォートをケージに押し込む。クリンチからボディへヒザ、脇を差した状態でマクレーはフックを顔面に連打していく。テイクダウンを許したビルフォートは、すぐに立ち上がるもケージに詰められた状態が続く。次のテイクダウンで背中をつけさせられたビルフォートは、マクレーのスタンドの誘いにもガードを取り続ける。

自らインサイドガードに戻ったマクレーが、右エルボーとパンチを顔面に落す。ガードからエルボー程度しか、攻め手のないビルフォートはケージを蹴って頭を中に入れていく。腰を切って、腕十字の状態から後方回転でスタンドに戻ったビルフォート、ヒザからパンチを入れて反撃を開始した。

左から右、首相撲からのヒザと攻め手を弛めないビルフォートは、そのままテイクダウンに成功する。マクレーがスタンドに戻ると、パンチの交換のなかでビルフォートの右ハイがクリーンヒット。背中をつけて倒れたマクレーに、ビルフォートがパウンドを落したところで初回終了。ローラーコースターのような起伏の多いラウンドは、ビルフォートが制した。

2R、開始早々組みついたマクレーに、ビルフォートは払い腰を狙うが頭が下がりパンチを顔面に受ける。後方へのテイクダウンに成功したマクレー、初回の序盤のようにインサイドからエルボーとパンチを落す。ビルフォートもエルボーを下から見せるという展開が続き、腕十字からアームロックを狙うが、マクレーが察知してパウンドを連打。足を一本抜いたマクレーは、ビルフォートのブリッジに合わせてバックマウントを奪取した。

リアネイキドチョークを耐えながら立ち上がったビルフォートを後方に叩きつけようとして、逆にトップを取られたマクレーは、マウントまで許してしまう。バックマウントからチョーク、マウントに戻って腕十字と、最後に猛攻を見せたビルフォートだったが、ここはマクレーのラウンドとなったか。

最終回、パンチから首相撲、ヒザを突き上げるビルフォート。マクレーに組みつかれケージに追い込まれるも、体を入れ替え小内刈りでテイクダウンに成功する。マクレーのバタフライガードからのスイープ狙いを潰したビルフォートは、がぶりから立ち上がる。試合が打撃戦に転じると、ビルフォートが左ハイ、左ヒザをヒットさせ、マクレーの動きがガクンと落ちる。

首相撲からヒザを連続するビルフォートは、ヒジ打ちから左ストレートをヒットと攻撃の手を弛めない。両者スタミナ切れが目立ち、ケージ際での組み合いが続く。と、レフェリーが首相撲の際、髪の毛を引っ張らないよう注意を与える。距離が出来てもビルフォートが左を打ち込む、マクレーも右を連続で返し、組みついていく。気持ちの勝負となった一番はタイムアップとなり、ビルフォートのスプリット判定勝ちとなった。

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