【WSOF02】グレンが劣勢跳ね返し、右ショートで逆転呼び込む
<フェザー級/5分3R>
リック・グレン(米国)
Def.3R1分51秒by KO
アレッシャンドリ・ピメンタウ(ブラジル)
サウスポー同士の一戦は、グレンが右ジャブ、左ストレート、左ローとまずは手数を見せる。右ミドルを繰り出したピメンタウだが、やや打撃はおぼつかないか。右ジャブを連続で見せるグレンは、ピメンタウの蹴り足を取って尻餅をつかせるも、寝技には移行しない。そのまま右ジャブ、左を伸ばすグレンに対し、ピメンタウは最初のダブルレッグでテイクダウンに成功する。
パス狙いのピメンタウは、跳び上がるようにパンチを見せバックへ。グレンが立ち上がると、ピメンタウは腰をコントロールして、持ち上げてスラムへ。ケージに持たれるように立ち上がったグレンのバックを執拗に取るピメンタウ。後方にテイクダウンを狙うが、逆に倒されるとすぐに三角絞め、オモプラッタの連係へ。
左ヒジが抜けないグレンは、パンチを落すが、左ヒジを極められたままでチョークに捉えられる。身動きの取れないグレンだったが、ピメンタウが腕を組みかえようとしたところで一気に腕を引抜く。ピメンタウは落ち着いてバックマウントに移行したが、ここでタイムアップに。
2R、右ジャブから左を伸ばすグレンが、ピメンタウのダブルレッグを切る。距離を取り、思い切り左を振るうピメンタウだが、これは空振りに。逆にグレンの左を受けて、上体が起き上がってくる。右から左をコンスタントに入れるグレン、右ジャブから左ストレートで顔面を打ち抜く。と、ピメンタウが逆に左を入れてダウンを奪う。バックマウントの態勢になったピメンタウ、グレンは攻勢に出ると油断が生じるようだ。
上体を起こし胸を合せたグレンはパウンドを落すが、ピメンタウが再びオモプラッタからスイープに成功する。背中を預けて立ち上がるグレンは、胸を合せてから距離を取りなおす。パンチの応酬のなか互いに左を打ち込む。ピメンタウも打ち負けず最後はグレンが組みつくと、ギロチンを仕掛け2Rを戦い終えた。
最終回、グレンが左を伸ばすと、ピメンタウは左から右フックを思い切り振るっていく。ダブルからケージに詰めてシングル、そしてバックに回ったピメンタウだが、グレンが胸を合せて距離を取る。と、右ハイをブロックしたピメンタウが続く右ショートでもんどりうって倒れ込む。それほど勢いのあるパンチには見えなかったが、足が利かないピメンタウは鉄槌の連打で動きが止り、グレンが逆転のTKO勝利となった。