【UFC189】前に出られないスウィックにガルシアが決め打ちテイクダウンで判定モノに
<ウェルター級/5分3R>
アレックス・ガルシア(カナダ)
Def.3-0:30-27,30-27,30-27
マイク・スウィック(米国)
左フックを振るって前に出るガルシアが、直後に組みついてテイクダウンに成功する。スウィックが立ち上がると、すぐに組み直したガルシアが2度目のテイクダウン奪取。今度は背中をつけさせたガルシアだったが、右サイドへ回りこもうとしたところでスウィックに立ち上がられてしまう。スタンドに戻ると、左ストレートを打った際にバランスを崩すなど力の入った攻撃が目立つガルシアに、コーナーが「リラックス」と声を掛ける。そのガルシアの左オーバーハンドにヒザを合わせようとしたスウィックは、回りながらのファイトが目立った。
右フックを振るって組みついたガルシアのテイクダウンで2Rがスタート。バタフライフックのスウィックは足を越えさせずにスタンドに戻る。スウィックは左ジャブを伸ばし、左ローへ。ガルシアは左右のフックを振り回すが、スピードがなくなってきた。スウィックは左ミドルからヒザを狙うも、これは空振りに。ガルシアはまたも空振りで姿勢を乱すが、残り1分を切ると――決め打ちのようにテイクダウンを奪う。そのままトップをキープしたガルシアが、このテイクダウンでラウンドを取ったか。
最終回、前に出てパンチを振るうガルシアに対し、スウィックが下がりながら手を出すが威力は互いに感じられない。左ジャブを伸ばすスウィック、ガルシアはいよいよパンチが大きくなる。と、2分30秒を残した時点でガルシアがダブルレッグからスウィックを抱えてテイクダウン。ハーフで胸を合わせて、足を抜くとマウントへ。腕十字を仕掛け、下になったガルシアだが直後にタイムアップとなりスウィックの攻撃を受けることなく試合は終わった。結果、ガルシアが3‐0で勝利した。