【PXC48】挑戦者が体重落とせず、ノンタイトル戦でアグォンがディを返り討ち
<キャッチウェイト/5分3R>
カイル・アグォン(グアム)
Def.2-1:30-27,30-27,28-29
ロランド・ディ(フィリピン)
挑戦者ディが体重を落とせず、バンタム級選手権試合はノンタイトルのキャッチウェイト戦に。右ジャブを見せたアグォンが右ローを蹴りこむ。ディの右ストレートに合わせて、シングルレッグを仕掛けたアグォンはディをケージに押し込み、リフトアップ。腰に残せてテイクダウンを奪う。ディの立ち上がり際にパンチを集中させたアグォンは、引き続きテイクダウンを狙っていく。大きくディを持ち上げてテイクダウンに成功したアグォンは、バタフライガードを潰し切れず、不安定な状態が続く。ついにリバーサルを決めたディ、すぐに足をキャッチして起き上がったアグォンが即ケージにディを押し込む。スイッチ狙いのディが、アグォンの顔面に鉄槌を落とす。たまらず上体を起こしたアグォンだが、ディは体を入れ替えてヒザをボディに突き刺す。両者が離れたところで初回が終わった。
2R、ディが右ストレートを伸ばす。さらにフックを振るうと、アグォンが間合いを外す。左ミドルを入れたアグォンは右に回り間合いを測る。アグォンの左に右を合わせたディは、シングルレッグを切る。やや口が開き気味のアグォンに対し、ディが組みついてアンクルピック。初回とは逆にケージにアグォンを押し込み、右エルボーを2発見舞っていく。アグォンは内股を狙い、スクランブルからダブルレッグへ。ディはケージを背にして、頭を押して耐えようとするも、最終的にアグォンがテイクダウン。ディはここでもバタフライガードから、柔術立ち。アグォンはアンクルピック&ダブルレッグと執拗に組み続ける。残り30秒でアウトサイドトリップでテイクダウンに成功したアグォンがラウンドをまとめた。
最終回、アグォンはラウンド開始早々にシングルを仕掛けるも、ディに切られる。疲れが見えるアグォンにディはボディフック、さらに前蹴りをスウェイし右ローを蹴り込む。ワンツーから組み付いたディは右エルボーを顔面に打ち込むも、体を入れ替えられる。テイクダウン狙い一辺倒のアグォンは、ダブルレッグでトップを奪取する。バタフライスイープを潰されたディだが、アグォンの顔面を蹴り上げる。顔面を蹴られながら、足を畳んだアグォンだが、ディは足を戻してフックガード。ディのギロチン狙いを防いだアグォンは、徹底してテイクダウン狙い。ディをケージに押し込んで打撃の間合いを取らせない。ディはスイッチからがぶっていくも、アグォンがすぐにケージへ。ブーイングのなか3Rが終わった。結果、ジャッジの裁定はスプリットでアグォンに凱歌が挙がった。