【UFC FOX15】ダリューシュが2&3Rに、あのミラーを圧倒。判定勝ちを手にする
<ライト級/5分3R>
ベニール・ダリューシュ(米国)
Def.3-0:29-28, 29-28, 29-28
ジム・ミラー(米国/13位)
サウスポー同士の新旧対決。右を振るって前に出てくるミラーに対し、ダリューシュが左ローを入れる。引き続き左ローを蹴っていくダリューシュ、ミラーの右ローから接近戦でパンチが交錯する。離れてジャブを伸ばすダリューシュは思い切り左ローを蹴り込み、スーパーマンパンチ。接近戦では首相撲からヒザ蹴り、そのままケージにミラーを押し込んでいく。シングルからダブルに出たダリューシュをキムラロックから後方に投げたミラーは、ダリューシュが胸を合わせてくると三角絞めへ。頭を抜いたダリューシュは、ハーフから肩固めとパスのコンビネーションでミラーを攻めたてる。フルガードに戻し切れないミラーは、ラバーガードからハイガード。ここも頭を引き抜いたダリューシュが、ミラーのシングルを切って鉄槌を落とタイムアップに。
2R、飛びヒザから組んだダリューシュがケージ際でクリンチ、シングルからダブルに切り替えてテイクダウンを奪取する。そのまま肩固めを狙うも、ミラーは即対処。それでも枕で抑えられ、パスを仕掛けられたところでミラーがバタフライスイープを決める。トップを取り返そうとしたダリューシュにミラーはギロチンへ。頭を抜いたダリューシュがマウントからバックマウントを完成させる。柔術の強さを見せる25歳のダリューシュがRNCの機会を窺いパンチを入れる。マウントに戻ったダリューシュはここでも肩固めへ。守勢に回ったミラーはマウントを返せない。
ダリューシュがエルボーを落とし、再びバックマウント。そのままRNC仕掛ける。手首を取ったミラーがディフェンスするが、四の字フックから逃れることができない。ケージを蹴って立ち上がったミラーは前転を見せてなお、バックマウントを取られ続け2Rも失った。
最終回、すぐに組ついたダリューシュはミラーに切られるとヒザ蹴り。組みなおしてエルボーを入れたダリューシュがミラーの小手投げを潰してトップを取る。ハーフながら両ワキを差したダリューシュは執拗に肩固め&パスのコンビネーションからパス、さらに上四方。ミラーの動きに合わせてバック、トップ、さらにマウントを完成させる。エルボーを落としたダリューシュは、ここでも四の字フックでバックマウントへ。思いもしない一方的な展開に持ち込んだダリューシュに対し、ミラーは最後の最後に立ち上がってまたも前転を仕掛ける。しかし、この最後のあがきさえも潰され頭からキャンバスに突っ込んだ形となり、試合はタイムアップに。結果はジャッジ3人とも29-28でダリューシュを支持した。