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【RFC08】ボブ・サップ中編劇場、ミドル級キム・ジョンデにTKO負け

Sappu vs Kim Jong Dae

【写真】チャンスと見るや、このようにフライングニーを見せてしまったボブ・サップ。そろそろ負け役巡業も、職探しに苦労し始めるのではないだろうか(C) MOOZINE
Text by Choi Woo-suk

<無差別級/5分3R>
キム・ジョンデ(韓国)
Def.2R2分00秒 by TKO
ボブ・サップ(米国)

公開計量でブドウを握り潰し、ジュースにして飲むという(誰にもできる)パフォーマンスを見せたサップ。今回のファイトマネーを全額、認知症で闘病中のゲーリー・グッドリッジに献上することを言明している。

試合開始直後、お決まりのラッシュを見せたサップに対し、キム・ジョンデがダブルレッグでテイクダウンを仕掛ける。頭を抱えて後方に倒れたサップは、一度はパスを許すもヒップエスケープから、強引な内掛けからの足関節を仕掛けるも、足を引抜かれガードを強いられる。足を一本残した状態で鉄槌を落されてなお、サップは右手一本でキム・ジョンデの体を押し上げるというパワーを見せる。

とガードを取ったキム・ジョンデの足を張ってジャンプからヒザを狙い、バックを取ってパウンドへ。しかし、キム・ジョンデが立ち上がると下になってしまい、初回を戦い終えた。実にアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ戦以来、9年10カ月ぶりに1R終了のインターバルを経験するサップ。

2R、左フックが交錯した直後にサップはテイクダウンを許すと、何度ディープハーフから潜りを見せる。片手で押し込んでトップを取り返すことができたサップだが、パウンドを受けるとディープハーフは、ただ単に足にしがみつく形になってしまう。と、ついにレフェリーが試合をストップし、キム・ジョンデがTKO勝ち。サップは少し長めの仕事をやり終えた。

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