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【LFA81】打撃戦と思いきや、頭を振ってダブルレッグを決めたエマーズが肩固めでバルボーザを落とす

<フェザー級/5分3R>
ジャマル・エマーズ(米国)
Def.3R2分39秒by 肩固め
ハファエル・バルボーザ(ブラジル)

右ローを2発見せたエマーズ。そのローに右を合わせようとしたバルボーザだが、エマーズが右を伸ばす。バルボーザは右ローを蹴られても、前に出てワンツーを放つ。下がってかわすエマーズは、ジャブから右を被弾するようになり、蹴りにも右を打たれる。空手がベースのバルボーザが前蹴り、さらにワンツーで前に出る。続くワンツーにエマーズが右アッパーを返し、右には組んでテイクダウン狙い。

ここは直ぐに離れたエマーズは、続く組みでは首相撲に取りヒザと突き上げる。互いにスピニングバックキックを空振りし、バルボーザはダブルの左ジャブから右ストレートを狙い、エマーズが右ローを返したところで初回が終わった。

2R、頭を振り、上体を揺らすエマーズがローから右を狙い、バルボーザも鋭い右ローを返す。右オーバーハンドで前に出るエマーズ、左ジャブや左フックからバルボーザが右を伺う。エマーズの前進に右を合わせるバルボーザだが、手首が当たるようなパンチも少なくない。パンチを空振りし、下がろうとするバルボーザに右を入れたエマーズは、ダックアンダーでジャブをかわす。残り30秒、エマーズがダブルレッグでテイクダウンを決め、サイドからマウンドへ。バルボーザがケージキックでエスケープし、スクランブルから立ち上がったところでタイムアップに。

最終回、ローを蹴りあった両者。バルボーザは左ジャブ、エマーズは右を狙う。ジャブを被弾したエマーズは前に出て右をヒット。バルボーザはジャブで突き放そうとするとが、ワンツーはバランスが悪い。エマーズはパンチのために状態を大きく揺らしていると思いきや、ダブルレッグに入りテイクダウンを決める。そのままバックを取り、フックしてRNC、バルボーサの動きに合わせて肩固めにスイッチする。

このまま絞め続けると、バルボーサが落ち勝負が決した。ケージに駆け上がり、ベルトへの挑戦をアピールしたエマーズは「ジャブに対して、ステップバックして戦うようにした。 3Rはコーナーから極めに行けと言われたのでそうしたんだ。肩固めは手応えがあったよ。スティーブ・ガルシアの前の試合も見た。ベルトに挑戦する準備はできている」と改めて語った。

この勝利で、ジャマル・エマーズがスティーブ・ガルシアJrとフェザー級王座決定戦に挑むことが濃厚になった。


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