MMAPLANETの読者の皆さまへ。ご報告
【写真】2016年1月8日にディファ有明で開催されたWMA──完全中国資本の大会、あるいは2019年10月のONE Warrior Seriesなど、多媒体での露出がさほどなくとも国内はケージという縛りがあることで報じることができないイベントもありました(C)MMAPLANET
MMAPLANET読者の皆さま、いつも当サイトをご拝読いただきありがとうございます。
2007年6月より海外のMMAの動向を日本に伝えたいという明確な目的意識を持ちMMAPLANETは活動を始めました。当初はlivedoorsportsのコンテンツの一環としてニュース配信等を1年半ほど続け、2009年1月より専門サイトとしてリニューアルをしました。
とはいえ記事内容は「海外のMMAを知ること」が中心、理由はマンパワー&ファイナンシャル不足によるキャパシティの限界。加えて国内の総合格闘技の試合は既存のメディアにより十分にレポートされており、そこにあえて競合する必要はなくMMAPLANET独自の観点を持つままのメディアであるべきという考えがありました。
例外として、日本人が海外で活躍できるようになるにはケージの試合経験は欠かせないという観点と他媒体で露出が少ないという理由からHEATとGrachan、2つのケージ大会の動向を伝えていました。
その後、2014年にパンクラスが世界標準を掲げ完全ケージ化された際に酒井正和代表より、「リングでなく、ケージを舞台に戦う総合格闘技ではなくMMAです。パンクラスもMMAPLANETで報じてください」という言葉を頂き、国内はケージのみという既成路線が確立されました。
重ねて書き記させてもらいますが、そこには何も理念や信念という精神的支柱はなく、資金と人材不足の2つの理由で容量が足らないことに起因しています。
今回、読者の皆さまに2023年8月1日よりMMAPLANETでは国内のリングMMAも解禁し記事化できるようになったことをお伝えさせていただきます。
ファイナンシャルとマンパワー、この2つの不足していた部分において前者は、深い理解を得て新たな従来のパートナーからの増資、加えて新たなパートナーにご協力していただけることで部分的に解消されました。
また後者の人材という部分では、個人的にも待望といって良い人材の協力を得ることが可能となりました。
結果、国内も海外と同様にMMAはケージ、リングに関わりなく報じ、これまで掘ることができていなかった海外の動向にもさらに一歩進むこともできそうです。加えて国内外グラップリング、首都圏以外のMMA大会に関しても、これまで以上に戦う舞台云々よりも、選手の存在により着目した記事創りを心掛ける所存です。これからもよろしくお願いします。
高島学
追
※これまで通り、全てのイベント、全ての大会をフォローできるということでは決してありません。試合前、試合に加え、今後は試合後にも少しは焦点を当てられればと思っています。結果、ケージであってもリングでもあって──カバーできない大会、試合が生じることはご理解ください。義務的に伝えたくないというのが、執筆陣の共通認識。自分たちが知りたい、知って欲しいということがMMAPLANETの原動力です。