【Bellator235】体重オーバーのララが、見事な蹴りとエルボーでアルテガを寄せ付けず完勝……
<126.8ポンド契約/5分3R>
アレハンドラ・ララ(コロンビア)
Def.3-0:30-26.30-26.30-26
ヴィータ・アルテガ(米国)
体重オーバーのララはサウスポーの構えから左ストレートを伸ばす。すぐにアルテガが子呼応して足を止めてパンチを打ち合う。一旦、間を置いたララは左ミドルを蹴り組んでいく。ケージに押し込んだララに対し、アルテガが首相撲からヒザを突き上げる。離れたララはワンツーを放ち再び組みつくが、自ら距離を取り直した。踏み込んで左の蹴りを見せるララがここもクリンチへ。ヒザを入れたララは離れて左右のエルボーを打ち込み、左フックを打って距離を取り直す。
左ジャブに右を当てようとしたアルテガだが、ララのパンチの圧力に下がってしまう。ローでスリップし、腰をついたアルテガからトップを取ったララは、スクランブルから離れると左ミドルを効かせる。下がったアルテガに組みつきエルボーを入れ、離れては左前蹴りを顔面に届かせたララが初回を取った。
2R、左の掛け蹴りを繰り出したララは、スイッチして左を伸ばしサウスポーに戻す。空手と散打の経験が生きた立ち技を見せるララが、鋭い左ローを走らせる。アルテガは近距離でフックを振るうが、この距離でもララは蹴りを使い突き放していく。それでもアルテガもローにパンチを合わせるも、肩口に蹴りを狙われ間合いを失う。残り2分を過ぎて、フックを打ち合った両者。ララが左ハイを蹴り込み、下がったアルテガがラッシュをかける。
アルテガもここをサバイブし、右ストレートで逆に前に出る。オーソで構え、左の蹴りを入れたララに対し、アルテガは蹴られてなお前に出て間合いを潰そうとするが、時間となった。
最終回、左ストレートから右を伸ばし蹴りに繋げるララ。アルテガも、パンチの距離になると左右のフックを振り回して対抗できる。となればララは距離を取り直して、蹴りのレンジへ。左のスピニングフィストから、左のスピニングバックキックを狙うなどララがリズムに乗って攻める。
蹴りを出して続けても動きが落ちないララは、アルテガの前進に組みついてケージ際へ。思い切り左エルボーを打ち込んで離れると、左ハイから前蹴り、さらに左ミドルを入れて左右のエルボーをまとめる。ケージに詰まったところでエルボーを被弾し、右目の周囲をカットし大流血に見舞われたアルテガ。それでもスピングバックフィストを繰り出し乱打戦に最後の勝負を賭ける──もタイムアップに。
蹴り、エルボー、見事な試合を見せたララだけに、体重オーバーが残念でならない。