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【Bellator290】殴られても殴り勢いを増したララだが、スプリットで体重オーバーのアフサラゴワに下る

<128.8ポンド契約/5分3R>
ジアナ・アフサラゴワ(ロシア)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
アレハンドラ・ララ(コロンビア)

ジャッジ不在で試合開始が遅れる。開始直後、右ストレートを当てたアフサラゴワに対し、サウスポーのララが左を打ち返す。ローにカウンターを狙い、蹴りまでつながエルアフサラゴワに対し、ララはカーフを蹴っていく。前蹴りを掴んでバックに回ったララだが、アフサラゴワが投げを狙うと自ら離れる。構えを変えて戦うララだが、左の蹴りに右を合わされる。

奥手のパンチの交換から、アフサラゴワの右のカウンターがララの顔面を捉える。左インローのララ、そこにワンツーをアフサラゴワが合わせて行く。蹴りにパンチを合わせるアフサラゴワは序盤をリードするが、ララも左ミドルを蹴り込み近距離のパンチの打ち合いに応じる。打たれても殴る姿勢で圧を与えたララだが、どうしてもローにカウンターを受けてしまう。ジャブを当てサークリングのアフサラゴワが右ストレートをヒットさせる。ララもワンツーを入れるシーンもあったが、終盤は空振りが目立ち、組みも中途半端に終わった。

2R、手をついて左の蹴りを見せたララが右カーフを蹴る。続く左ミドルを下がって外したアフサラゴワが、初回と同様に蹴りに右のカウンターを入れる。動くと殴られる展開に、ララの手数が減り、遠くからの攻撃が増えてくる。それでも右をヒットさせたララだったが、直後に右ストレートを2発打ち込まれる。勢いのある左フックが空振りとなったララは蹴りから右ジャブを当て、左ハイをガードの上から蹴っていく。

アフサラゴワも見る展開が増え、ジャブ、ワンツーとパンチを被弾する場面が目立ってきた。それでも蹴りに右を合わせるアフサラゴワだったが、飛び込むようなララの左を受け、両者の頭がぶつかる。ついにはパンチの打ち合いで、アフサラゴワが回るように。それでもリードフック、右を打っていくアフサラゴワだが、ララの前進に下がるシーンが続く。組みに失敗し笑顔を見せたララが、最後の左から右を当ててラウンドを取り返した。

最終回、ファンを煽るララに対し、アフサラゴワはポーカーフェイスを貫く。ララは左インサイドロー、後ろ足でもカウンターを恐れず蹴っていく。間合いを測るアフサラゴワはララのパンチの打ち終わりを狙っていく。左ローから左ストレートを入れたララは、続いて左ストレートからワンツーを振るう。ジャブにもワンツーを打ち返されたアフサラゴワは、右を見せてもすぐに左を被弾し、ララが左ハイを狙う。

動きが多いララは、いかにカウンターを貰わずに戦うことができるか。ララはサイドキックを繰り出し、アフサラゴワの踏み込みに頭をアゴに受ける。それでもワンツー、左を見せて前に出るララはジャブの差し合いから左ローを入れ、結果的に止めるような左のパンチを当てる。

パンチのコンビから首相撲、ヒザ蹴りを2つ突き上げたララ。手数で完全に遅れを取るアフサラゴワは、カカト落としをかわすが姿勢が乱れララが追撃を放っていく。残り10秒でテイクダウン狙いを阻まれたアフサラゴワ、最後までララの前に出て戦う姿勢が上回った最終回となった。

セコンドを務めたイリマレイ・マクファーレンと笑顔をかわしたララ、アフサラゴワとハグで健闘を称え合い──判定結果を待つ。結果、スプリットに割れた試合でララは敗れ、アフサラゴワは涙を浮かべた。


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