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【ONE】「分かり易いから」。ONE非公認、勝手にランキング──制定の理由を大沢ケンジに訊く!!

Osawa【写真】大沢親分はどのようなランキングを制定したのか、発表は12月1日を待てっ!! (C)NATURAL9

Abema TVで突如発表されたONE Championship非公認・大沢ケンジ監修非公式ランキング。

なぜ、このようなランキングが制定され──発表されることになったのか。これから毎号、『勝手に』ランキングを制定&発表していくという大沢氏に、その理由を尋ねた。


──まず、大沢さんがAbema TVの中継内でONE非公認ランキングを制定したきっかけを教えていただけますか。

「あったほうが分かり易いからです。試合ってただ単純に並べられるとその試合の意味合い、価値が伝わらないことがあります。前半戦……プレリミでレベルの高い試合が組まれていて、メインカードにその国々の期待の新人の試合が組まれる。ONEという東南アジアにMMAを広める上で、そういう構成になることを否定しているのではなく、それがONEらしさだと思っています。と同時に、日本でONEを視聴している人は後半に出る選手の方が強いと思ってしまうじゃないですか?」

──それが通例でしたからね。

「竹中(大地)君とユーサップがプレリミでした。でもプレリミで組まれても、タイトルに近い者の試合でヒリヒリする顔合わせなんだよ、と。もっと分かり易いようにしたかったからなんです。僕がトップ5につけている選手は、この試合で勝てばタイトルが見えてくる、あるいはあと2回ぐらい勝たないとタイトルは見えてこないだとか。まだタイトルには遠い選手なんだなって理解してもらうには、ランキングが一番だなって思ったんです」

──毎月名前が出てくるとファンの覚え易くなりますね。

「ONEの選手は、名前自体に聞き覚えがない場合が多いですからね。リータオとか、ポンシリン・ミートサティートですよ(笑)。でもランキングを創ると、そこも覚えて貰い易くなるかと思います。

これは、本当に良いアイデアですよ(笑)」

──自画自賛です(笑)。でも勝手なランキングの方が、仮にオフィシャルでランキングが作られたとしても面白そうです。

「試合結果を受けてシステマチックにランキングを創るのは団体がやることです。だから、11月にまず創られたランキングから3大会を経て12月度のランキングが発表されると、『こんな急に上がるの?』とか思われることもあると思います。それは試合を見て、僕がどう思ったかも影響してくるので。その不公平な感じをやっていきたい。それが勝手なランキングなんです」

──了解しました。では12月のランキング発表後に、どういう理由でランクに変動があったのかをMMAPLANETでは大沢さんに話を聞かせていただき、ONEの1カ月間を振り返ることができるようにしていきたいと思います。

「そこで勝手に月間MVPやベストバウト、ベストフィニッシュも発表していこうかと思います」

──おお、良いですぇ……勝手にMVP(笑)。全てはONEがより理解されるために、ですね。宜しくお願いします。

■2019年11月度ONE Championship非公認・大沢ケンジ監修非公式ランキング

【ストロー級】
C ジョシュア・パシオ(フィリピン)
1 レネ・カタラン(フィリピン)
2 猿田洋祐(日本)
3 鈴木隼人(日本)
4 内藤 のび太(日本)
5 ミャオ・リータオ(中国)
6 アレックス・シウバ(ブラジル)
7 ポンシリ・ミートサティート(タイ)
8 リト・アディワン(フィリピン)
9 デェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク(タイ)
10 ステファー・ラハルディアン(インドネシア)

【フライ級】
C アンドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
1 デメトリウス・ジョンソン(米国)
2 カイラット・アクメトフ(カザフスタン)
3 ダニー・キンガド(フィリピン)
4 リース・マクラーレン(豪州)
5 和田竜光(日本)
6 若松佑弥(日本)
7 ジェヘ・ユースタキオ(フィリピン)
8 アーニ・スッパ(マレーシア)
9 チャン・ロタナ(カンボジア)
10 キム・デファン(韓国)

【バンタム級】
C ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
1 ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
2 ジョン・リネケル(ブラジル)
3 竹中大地 (日本)
4 ムイン・ガフロフ(タジキスタン)
5 佐藤将光(日本)
6 ユサップ・サーデュラエフ(ロシア
7 マーク・アベラルド(ニュージーランド)
8 レアンドロ・イッサ(ブラジル)
9 上久保周哉(日本)
10 チェン・ルイ(中国)

【フェザー級】
C マーティン・ウェン(豪州)
1 クリスチャン・リー(米国)
2 ゲイリー・トノン(米国)
3 松嶋こよみ(日本)
4 マラット・ガフロフ(ロシア)
5 タン・リー(米国)
6 ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル)
7 高橋遼伍(日本)
8 中原由貴(日本)
9 山田哲也(日本)
10 クォン・ウォンイル(韓国)

【ライト級】
C クリスチャン・リー(米国)
1 ダギ・アサラナリエフ(トルコ)
2 青木真也(日本)
3 ローウェン・タイナネス(米国)
4 ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
5 エディ・アルバレス(米国)
6 エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
7 エブ・ティン(ニュージーランド)
8 アリエル・セクストン(米国)
9 久米鷹介(日本)
10 アミール・カーン(シンガポール)

【ウェルター級】
C キャムラン・アバソフ(タジキスタン)
1 ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
2 ジェイムス・ナカシマ(米国)
3 テイラー・マグワイア―(米国)
4 ルイス・サッポ(ブラジル)
5 岡見勇信(日本)
6 アギラン・タニ(インドネシア)
7 コズモ・アレッシャンドリ(ブラジル)
8 セイジ・ノースカット(米国)
9 ムハンマド・カラキ(レバノン)
10 手塚裕之(日本)

【ミドル級】
C オンラ・ンサン(ミャンマー)
1 ヴィタリー・ビグダシュ(ロシア)
2 レアンドロ・アタイジ(ブラジル)
3 ジルベウト・ガルバォン(ブラジル)
4 ライニア・デリダー(オランダ)
5 長谷川賢(日本)
6 ファン・ロン(中国)
7 シェリフ・モハメド (エジプト)

【ライトヘビー級】
C オンラ・ンサン(ミャンマー)
1 ブランドン・ベラ(フィリピン)
2 アレッシャンドリ・マチャド(ブラジル)

【ヘビー級】
C ブランドン・ベラ(フィリピン)
1 アルジャン・ブラー(カナダ)
2 マウロ・チリリ(イタリア)
3 アレッシャンドリ・マチャド(ブラジル)
4 アラン・ンガラニ(香港)
5 アリウンボルド・トロチェル(モンゴル)

【女子アトム級】
C アンジェラ・リー(米国)
1 シィォン・ヂィンナン(中国)
2 山口芽生(日本)
3 ジーナ・イニオン(フィリピン)
4 ジヒン・ラズワン(マレーシア)
5 プリシラ・ガオール(インドネシア)
6 スタンプ・フェアテックス(タイ)
7 ボズビーナ・アントニヤ(ミャンマー)
8 ジェニー・ファン(台湾)
9 平田樹(日本)
10 ビー・ニューイェン(米国)

【女子ストロー級】
C シィオン・ヂィンナン(中国)
1 ミッシェル・ニコリニ(ブラジル)
2 アンジェラ・リー(米国)
3 ティファニー・テオ(シンガポール)
4 三浦彩佳(日本)
5 サマラ・サントス(ブラジル)
6 ラウラ・バリン(アルゼンチン)

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