【Shooto 30th Anniv.T08】プロ修斗初の女子王者への戦い開始、黒部三奈「毎日、楽しく生きています」
【写真】まずは初戦から、半年以上の長いスパンのトーナメントが始まる(C)NATURAL9
本日24日(日)、東京都文京区後楽園ホールでShooto 30th Anniv.T08開催される。
マーカス・ヘルド✖宇野薫、根津優太✖倉本一真など注目カードに並び、プロ修斗初の女子王座=スーパーアトム級王座決定トーナメントの戦いの火ぶたが切って落とされる。
同トーナメントで大本命と目される黒部三奈に計量直後、初戦のとなるターニャ・アンゲラー戦、そしてトーナメントの全体像について話を訊いた。
──今、計量を終えて調子の方がいかがでしょうか。
「アトム級より重いリミットなので、いつもより増量したこともり楽には落とせなかったですけど体調は良いです」
──スーパーアトム級のリミットに合わせて肉体改造をしてきたということですね。
「そうですね。リミットは2.4キロ違うところ、7月の試合が終わり、この話をもらって……インフィニティも50キロだったので、体を大きくして3キロほど増量していました」
──対戦相手のターニャ・アンゲラーは900グラム・アンダーですが、肩回りなど大きく感じました。
「バキバキでしたね。この試合が決まった時から、そこは気になっていました。結構、力は強そうですね。まぁ、でもビビらずに戦えば攻略はできると思っています」
──ところで急に寒くなりましたが、その影響はないですか。
「アハハハハ。大丈夫です。そこは逆に気を付けるようにしますので。BBA派はそこを怠らない。自分に驕りがなく、少しでもおかしいと思えばケアしています」
──青木選手をコピッた、素晴らしいツイートがありました。改めて、ご本人の口からお願いします。
「42歳で壊す家庭もなくて、好きなことして羨ましいだろう──です(笑)」
──いやぁ、私は3人の娘の父なので涙が出てしまいます……親御さんのことを考えると(笑)。
「身内も『笑えない』って言っていました(笑)。でも毎日、楽しく生きていますよぉ」
──その吹っ切れ具合が最高です。
「こんなに毎日楽しくて良いのかなって思っています」
──その楽しい日々の目標が、修斗初の女子王座かと思われますが、盟友・藤野恵実選手が奮闘中のパンクラス王座決定トーナメントと同様に枠があからさまだと感じました(笑)。
「まぁ、どうなんだか……そこまでは思わないです。ぶっちゃけ一番警戒していたのが、今回当たる選手ではありますけど」
──黒部三奈とアマ修斗優勝者が同じスタートラインに立つのかと。
「まぁ、そうなんですけど……ここで負けていたら話にならないと思っています。チーム・ラカイの選手も参加するようですし、何が起こるのか分からないのが格闘技です。
要はここで一番強い選手に勝たないとチャンピオンも何もないですから。明日の試合に勝っても気は抜けないです、ホントに」
──押忍。2R+延長という試合タイムに関しては、どのように捉えていますか。
「そこは心配です。そのタイムで、この強敵を当てられるのかと。ただ試合の動画も見ていますし、注意すべき点は念入りに練習してきました。相手の強いところへの対策はできています」
──黒部選手の試合は、これまで初回は苦戦して取り返すイメージが強いですが、この試合タイムでどのような試合をしなければならないでしょうか。
「いつも通り……」
──いや、スロースターターだという話の流れなのですが(苦笑)。
「アハハハハ。1Rもやられない試合をします。例え取られても……いつも通り泥臭い試合をしてもぎ取ります!!」
■Shooto 30th Anniv.T08計量結果カード
<フェザー級/5分3R>
マーカス・ヘルド:65.4キロ
宇野薫:65.3キロ
<バンタム級/5分3R>
根津優太:61.1キロ
倉本一真:61.0キロ
<フライ級/5分3R>
清水清隆:56.7キロ
ショージン・ミキ:56.4キロ
<修斗女子スーパーアトム級王座決定T1回戦/5分2R+ExR>
黒部三奈:49.9キロ
ターニャ・アンゲラー:49.1キロ
<修斗女子スーパーアトム級王座決定T1回戦/5分2R+ExR>
梅原拓未:48.9キロ
イ・イェジ:49.8キロ
<ライト級/5分3R>
AB:70.3キロ
キャプテン☆アフリカ:70.2キロ
<ライト級/5分3R>
田中有:69.9キロ
岡野裕城:70.2キロ
<バンタム級/5分3R>
小野島恒太:61.2キロ
手塚基伸:61.2キロ
<Woman’s SHOOTO 50キロ・インフィニティリーグ2019/5分2R>
杉本恵:50.0キロ
廣瀬里美:49.0キロ
<Woman’s SHOOTO 50キロ・インフィニティリーグ2019/5分2R>
原田よき:49.6キロ
北野きゅう:49.9キロ
<フェザー級/5分2R>
山本健斗デリカット:65.7キロ
SASUKE:65.7キロ
<フェザー級新人王トーナメント決勝戦/5分2R>
田村渓:65.6キロ
藤野康宏:65.7キロ