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【LFA78】UFCファイトパス第一弾のメインはヤネス✖エストラーダ。ヘンリー・コーワンにも注目!!

Hailey Cowan def. Sarah Click【写真】女子選手だと5勝1敗や6勝1敗というレコードでのUFC進出も珍しくない。果たしてコーワンは? (C)LFA

15日(金・現地時間)、テキサス州ベルトンのベルカントリー・エキスポセンターでLFA78「Yanez vs Estrada」が開催される。

AXS TVにおけるライブ中継から、UFC Fight Passでの配信に切り替わったことで日本での視聴可能となったMMA界のNCAAプロモーション。そんな記念すべき大会のメインはバンタム級3回戦、エイドリアン・ヤネス✖カイル・エストラーダの一戦だ。


LFAはLegacy FCとRFAが合体し2017年に活動を開始した北米最大のフィーダーショーで、人材の発掘と再生がその基盤になっている。今大会のメインで戦うヤネスは昨年11月にLFAバンタム級王座を賭けてマイルズ・ジョンズと戦い判定負け、勝者はコンテンダーシリーズを経てUFCと契約を果たしている。

対してエストラーダは2018年10月にUFCをリリースされていたルイス・スモルカとCXF=California Xtreme Fightingフライ級タイトルマッチに臨み、ここで敗退。スモルカは直後にUFCと再契約を取り付けている。その後エストラーダはLFAに転じて、現在2連勝中。ヤネツはFury FCで2連勝を飾り、再びLFAに戻ってきた。現在、LFAバンタム級王座は上にあるようにジョンズがUFCにステップアップを果たし返上、暫定王者ケイシー・ケニーもUFCに進み空位となっている。

Hailey Breanne CowanUFCへの登竜門といえるLFA王座挑戦へ向けヤネス、エストラーダとも負けられない一番に挑む。またセミで組まれた女子フライ級では開催地ベルトンから車で1時間ほど北に向かったウェーコ在住のヘイリー・コーワンが、リサ・マルディンと対戦する。これまでLFAだけで戦ってきたコーワンは戦績4勝1敗、3つのフィニッシュ勝利がある。

その経歴に大々的に学生時代に全米アクロバチック&タンバリングで2度のオールアメリカンに輝いていることが記されているコーワンは、LFAのエド・ソアレス代表にとっても期待の女子選手。LFA女子フライ級王者はアンドレ・リーとサビナ・マゾという歴代チャンピオンがUFCに旅立っている。次なるステップアップ組の最右翼、コーワンは運動神経が良く、格闘技経験は少ないがコーディネイト能力に優れている。

ベースの格闘技の強さが勝敗に左右される傾向が今も強い女子MMAにあってコーワンは、生粋のMMAファイター。そのウェルラウンダー振りこそ、新世代女子MMAファイターでありLFAを象徴するヤングブラッドといえる。

■ LFA78対戦カード

<バンタム級/5分3R>
エイドリアン・ヤネス(米国)
カイル・エストラーダ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ヘイリー・コーワン(米国)
リサ・マルディン(米国)

<ライト級/5分3R>
ネイソン・ギブリック(米国)
ブレント・ムーア(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ヴァーノン・ルイス(米国)
トラヴォン・バトラー(米国)

<バンタム級/5分3R>
ホゼ・ジョンソン(米国)
ハファエル・コスタ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
JP・バイズ(南アフリカ)
クリスチャン・ロドリゲスJr(米国)

<150 ポンド契約/5分3R>
アラジャー・ジョンス(米国)
マイケル・マーフィー(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
シャイアン・ヴィルスモス(米国)
レベッカ・エイドニー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マリオ・ネルソン(米国)
スティーブ・ジョーンズ(米国)

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