【ONE101】ジョン・リネケルがONEデビュー、ガフロフにローとボディを効かせて判定勝ち
<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ジョン・リネケル(ブラジル)
Def.3-0
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)
開始早々、右ローでガフロフのバランスを崩したリネケル。さらに右ローを狙うと、ガフロフはそれを嫌がる素振りを見せる。ガフロフは右バックスピンキック。リネケルは右フックを振るうが、ガフロフはブロックで防ぐ。距離を詰めるガフロフに対し、右を被せるリネケル。ガフロフは組み付くが、リネケルは付き合わない。打撃でプレッシャーをかけていくリネケル、ガフロフも距離が詰まると左右の連打を繰り出す。
ケージ中央でパンチを出し合う両者だったが、ガフロフのダブルレッグをカットしたリネケルがボディを効かせると、ガフロフは下がるようになる。パンチを上下に散らし、さらに右ローでガフロフを追い詰めていくリネケル。ガフロフはケージを背にして左右に回る。リネケルは構わずロングレンジで左右のフック、さらに右アッパーを放つ。ラウンド終了直前には、リネケルが右バックスピンキックを繰り出していった。
2R、リネケルの右ローに対し、ガフロフは右バックスピンキック。打撃が交錯するなか、ガフロフがダブルレッグでテイクダウンを奪う。倒されたリネケルは、下から左腕でガフロフの首を取ってギロチンへ。ガフロフは首を抜いてリネケルをケージに押し込み、左パンチを当てていく。リネケルは一度立ち上がったものの、すぐにガフロフが倒す。相手をケージに押し込みながらギロチンを仕掛けたガフロフだったが、リネケルはこれを振り払う。
試合はケージ中央でのスタンド戦に戻る。ガフロフは右バックスピンキック、さらにテイクダウンを狙うが、これはリネケルがカット。しかしガフロフのボディ攻撃をもらうと、リネケルの動きが落ち始める。ガフロフの右バックスピンキックをもらって下がるリネケル。ガフロフも飛び蹴りを繰り出した後、ペースが落ちてしまう。ガフロフが右バックスピンキックからのダブルレッグ、リネケルはこれをケージ際で凌いでラウンドを終えた。
最終R、距離を詰めていくのはリネケル。右ストレートから右ローを放っていく。パンチも上下に散らしながら、下がるガフロフを追いかけるリネケル。ガフロフの右バックスピンキックに右ストレートを合わせていく。ガフロフのテイクダウンを防いだリネケルは、ガードを固めて前進し、ガフロフの攻撃にパンチを合わせる。さらに右ボディを2発打ってから、続いて顔面に右を放つリネケルに対し、ガフロフの手数が減った。
しかしラウンド中盤に、ダブルレッグでリネケルをケージに押し込んだガフロフ。ここでガフロフの右ヒザがローブローとなり、リネケルにインターバルが与えられた。再開後、リネケルはガフロフの右ローに右のパンチ。ガフロフはリネケルの打ち終わりに飛び込んで組み付くが、リネケルを倒しきることができない。そこでバックに回ろうとしたガフロフを引き離し、リネケルが打撃戦に戻して試合が終了した。
判定はリネケルがユナニマスで勝利。元UFCランカーのリネケルが、ONEデビュー戦を勝利で飾った。