【ONE101】1Rの反則イエローカードよりも最終Rのテイクダウンか、地元ガオールがアントニヤを判定で下す
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
プリシーラ・ガオール(インドネシア)
Def.3-0
ボズビーナ・アントニヤ(ミャンマー)
サウスポースタンスのガオール、アントニヤの蹴りをバックステップでかわし、右ジャブを放つ。右ローで切り込んでいくアントニヤ。ガオールは距離を保つ。アントニヤの踏み込みに左のミドルハイを合わせたガオール。アントニヤもボディにパンチを打ちながら、ガオールにケージを背負わせる。尻もちを着いたアントニヤの顔面に、ガオールが左の蹴りを見舞ってしまい、反則行為のため試合は中断。ガオールにイエローカードが与えられた。
再開後、左ジャブを繰り出すアントニヤ。会場の観客は地元ガオールに大声援を送る。アントニヤの前進をサイドキックで止めようとするガオール、アントニヤは顔面に右パンチを放つ。互いにフェイントをかけ合うなか、アントニヤがパンチから蹴りにつなげていく。ラウンド残り1分30秒で、ガオールがダブルレッグを仕掛けるも、アントニヤはカット。そのままワキを差してガオールをケージに押し込み、小外刈りでグラウンドに持ち込んだ。さらにバックへ回り、ガオールの首に右腕を回したアントニヤ。ガオールはこれを耐えてラウンド終了の合図を聞いた。
2R、アントニヤの右をバックステップでかわすガオール。パンチを上下に散らし、ガオールにケージを背負わせる。ガオールも左ハイをヒット。そのガオールの右ミドルに、アントニヤが右ストレートを合わせる。ガオールの蹴りに対して、パンチのタイミングが合ってきたアントニヤ。ガオールも左ストレートを顔面に当てる。ここで前に出たアントニヤは、ボディと左右フックでガオールをケージに詰めていく。ガオールは、右ローを放っては下がる戦い。アントニヤは中に入れなくなる。ガオールの左ミドルをキャッチしたアントニヤは、アンチで攻め込んでいく。ラウンド終了間際、アントニヤが右ボディから顔面への左フックにつなげていった。
最終R、アントニヤが前に出て右ロー。ボディへ右ストレートを伸ばす。ガードを固めて距離を保つガオール。左ミドルを放ち、アントニヤが中に入ってくると、相手の顔面にパンチを集める。アントニヤの右ストレートに対し、ガオールがサイドキックや前蹴りで距離を取る展開に。とガオールがアントニヤの左足にシングルレッグを仕掛けて、テイクダウンに成功する。下になったアントニヤは、ガオールをしっかり抱え込んでディフェンス。ガオールはアントニヤの顔面に鉄槌を落としていく。抱えられて顔面にパンチを落とせない状態では、ボディへパンチを落とすガオール。最後までアントニヤがガッチリと抱え込んだまま、試合を終えた。
序盤にイエローカードをもらいながら、最終Rでテイクダウンに成功したことが評価されたか。地元ガオールがユナニマスの判定勝利を収めた。