【ONE100】ダギ・アサラナリエフ、クリスチャン戦へ。「アドバンテージ? ダゲスタン人であることだ」
【写真】強さしか感じられない空気感のダギ (C) MMAPLANET
いよいよ明日13日(日)に東京都墨田区の両国国技館で開催されるONE 100 Centuryでクリスチャン・リーとライト級ワールドGPを戦うダギことザイード・フセイン・アサラナリエフ。
秒殺、瞬殺の連続で本来の対戦相手エディ・アルバレスにも圧勝するのではないかと目されていたダギにクリスチャンとのワールドGP決勝について話を訊いた。自信満々というよりも、自信しか存在しないダゲスタン人が──そこにいた
──プレスカンファレンスを終え、今日は計量の第1日目と本来は大会前日に両国国技館で行われるリハーサルをホテルで行いました。東京大会はマニラやシンガポールと並んで会見の規模が大きいです。
「会見に出席するのも我々の仕事の一部だ。そして、メディアやファンが選手のことを知る良い機会になる。もっと大きな規模でやって、皆に俺のことを知って欲しいね」
──本来、エディ・アルバレスと戦うところが負傷欠場でクリスチャン・リーと戦うことになりました。
「GPが始まった時からずっとアルバレスと戦いたかったんだ。今もその気持ちは変わっていない。ただ、ケガで欠場だから何もできない。ファイターにケガはつきものだからね。すぐにチャンピオンのクリスチャンが代役で戦うことを了承した。嬉しい限りだ」
──ところでエディと戦う前は、どれだけ自信があったのでしょうか。
「もちろん勝つ自信はあった。ただし、試合に勝つことを目標に戦ったことはない。俺は常に皆に喜んでもらえる試合をしようと思って戦っている。そのために全力で戦う。そうしたら、フィニッシュという結果がついてくるんだ」
──今やエディと戦っても、ダギが圧倒的に有利だという声が多かったです。
「そうしたかったね、この日本大会で」
──そこでエディでなくクリスチャンと戦うことになりましたが、どちらが手強い相手だと思っていますか。
「クリスチャンにもアルバレスにも、それぞれ良いところがある。その質問に対しては、クリスチャンとの試合が終わったら、アルバレスと戦うまで答えるのはやめておく(笑)。アルバレスはクリスチャンよりビッグネームだから、絶対に戦いたいんだ」
──なるほど、分かりました。ではクリスチャンの一番の武器は何だと考えていますか。
「クリスチャンは若くて、ハングリーでウェルランダ―。打撃もグラップリングもできる。とてもデンジャラスな相手だ」
──ダギも若くて、ハングリー、オールラウンダーで危険なファイターです。
「ハハハハ。サンキュー、つまりイーブンだな」
──そんなかダギは自分のアドバンテージは何だと思っていますか。
「俺のアドバンテージ?ダゲスタン人であることだ。何も恐れることはない」
──WOW!!
「誰とだって戦う。より多くのファイトマネーが貰えるなら(笑)。そのために俺のテクニック、俺が何者か試合で見せているんだ。それだけの試合をしているので、貰えるモノは貰うつもりだ」
──米国でライブ中継される、今回の試合は絶好の機会ですね。
「より多くの人が俺の試合を見るのは良いことだ。ただし、今回の試合のファイトマネーには関係ないからな(笑)」
──アハハハハ。では日曜日の試合で何を見せたいですか。
「ダギの戦い方を見せたい。そして、皆に楽しんでもらう」
■ONE100 第1部対戦カード
<ONE世界女子アトム級(※52.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アンジェラ・リー(米国)
[挑戦者] シィォン・ヂィンナン(中国)
<ONEフライ級(※61.2キロ)ワールドGP決勝/5分3R>
デメトリウス・ジョンソン(米国)
ダニー・キンガド(フィリピン)
<ONEライト級(※77.1キロ)ワールドGP決勝/5分3R>
クリスチャン・リー(米国)
ザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)
<キックボクシング女子アトム級/3分3R>
ジャネット・トッド(米国)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
若松佑弥(日本)
キム・デフォン(韓国)
<ムエタイ・フライ級/3分3R>
サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
ダレン・ローラン(フランス)
<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
岡見勇信(日本)
アギラン・タニ(マレーシア)
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(タイ)
リカ・イシゲ(タイ)
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
仙三(日本)
リト・アディワン(フィリピン)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
プー・トー(ミャンマー)
ユン・チャンミン(韓国)
<68キロ契約/5分3R>
スノト(インドネシア)
クォン・ウォンイル(韓国)
■ONE100 第2部対戦カード
<ONE世界ライトヘビー級(※102.01キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]オンラ・ンサン(米国)
[挑戦者]ブランドン・ベラ(米国)
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
ホノリオ・バナリオ(フィリピン)
<ONE世界バンタム級(※65.8キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
[挑戦者]ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
<ONE Super Seriesムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者]ヴァウテウ・ゴンカウベス(ブラジル)
<ONE Super Series キックボクシング・フェザー級ワールドGP決勝/3分5R>
ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)
サミー・サナ(フランス)
<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
マウロ・チリリ(イタリア)
アージャン・ブララ(カナダ)
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
山口VV.芽生(日本)
ジェニー・フアン(台湾)
<修斗✖パンクラス王者対抗戦ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
猿田洋祐(日本)
北方大地(日本)
<修斗✖パンクラス王者対抗戦バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
佐藤将光(日本)
ハファエル・シウバ(ブラジル)
<修斗✖パンクラス王者対抗戦ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
エルナニ・ペルペトゥオ(ブラジル)
手塚裕之(日本)
<修斗✖パンクラス王者対抗戦ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
松本光史(日本)
久米鷹介(日本)