【ACA99】強烈なTD奪取能力、アリ・バゴフがクセイン・カリエフにキムラを極めライト級王者に
<ACAライト級王座決定戦/5分5R>
アリ・バゴフ(ロシア)
Def.4R3分21秒by キムラ・アームロック
クセイン・カリエフ(ロシア)
右を伸ばしたカリエフ、バゴフは左ハイから組んでテイクダウンへ。即スイープで反応したカリエフだが、バゴフは強力なボディロックからケージに押し込んでいく。ここでカリエフは払い腰で投げ、サイドで抑える。ガードに戻したバゴフの煽りにもカリエフは、重心を低くして殴り、バタフライガードを潰していく。バゴフはヒール狙いからスイープ&バックへ。カリエフは左で殴られると、ガードを選択した。
すぐにフックスイープを決めて上を取ったカリエフは、ハーフからパンチを落とし鉄槌&パンチを入れる。バゴフが右腕を差して立ち上がったところで初回が終わった。
2R、左ジャブを当てたカリエフは、蹴り足を掴まれテイクダウンを許す。シザーススイープは足を畳まれ潰されたカリエフ、続いてバゴフはマウントを取る。カリエフが足を戻しスイープ狙いから足関節へ。潰したバゴフが、正対しようとしたカリエフのバックに回る。カリエフはここもガードを選択。背中を譲って立ち上がりつつ、結局は引き込んだカリエフをバゴフが肩固めに捕える。
絞めつけていくバゴフは足を戻される抑えを解き、パス狙いへ。一瞬、バゴフはマウントになるが即カリエフがガードに戻す。ニーシールドからスイープ狙いも大きくジャンプしてトップをキープしたバゴフの抑え込みが続く。ついにはパスからクルスフィックスに取ったバゴフがパンチを落とし、ラウンドを取り返した。
3R開始直後にシングルレッグでドライブ、ダブルレッグ切り替えたバゴフがテイクダウンに成功する。立ち上がったカリエフは大内刈りもトップを取り切れず、シングルからバゴフがボディロック、ケージに押し込む。体を入れ替えたカリエフは細かいヒザを入れ、肩パンチ。右フックを当てて離れる。右を2発当てたカリエフだが、直後に豪快なダブルレッグで倒され、バゴフはガードを越えてハーフで抑える。カリエフは背中をマットにつけた状態が続き、ラウンド終了間際にヒザ立ちからスクランブルに持ち込むも、バゴフにリードを許したラウンドとなった。
4R、バゴフのテイクダウン狙いに反応したカリエフが連打から左ハイも、これをキャッチされテイクダウンを許す。ここはスクランブルに持ち込んだが、結局はバゴフがボディロックで上をとり、パス。クルスフィックスで左のパンチを落とすバゴフは、足を戻されてもすぐに抜き返す。カリエフはクルスフィックスを抜けられない時間が続き、何とか腕を抜くことに成功する。バゴフはサイドで抑えた状態を続け、カリエフはまたもクルスフィックスに捕まってしまう。
カリエフはブリッジでエスケープするが、足は戻せずニーインベリーからサイドに戻ったバゴフが横三角を仕掛け、そのままキムラ・アームロックね。頭を固定され肩を極められたカリエフはタップした。圧倒的なテイクダウン能力と、抑えの強さを見せたバゴフが初代ACAライト級王者に輝いた。